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真夜中の淫謀
【レイプ 官能小説】

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林田みずきの嫉妬、そして憎悪-5

『ああ、みずき?ごめんね、こんな遅くに。いま少し大丈夫?』

「え・・・うん。なに?」

『あはは、くだらないことなんだけどさ。明日の飲み会に着て行く洋服、どうしようかなって。トオルくんも来るんだもん、どうせならミニのワンピとかで頑張っちゃおうかなって思うんだけど、でもあんまり浮いた格好しちゃうのもおかしいし・・・』

 トオルくんというのはマミがいま熱をあげている男の名前だ。マミはもともとバイクが好きで、みずきが一度誘ったのがきっかけで斎藤一樹のバイク仲間と親しくなった。それにしても、明日の飲み会ってなんだろう。聞いていない。

「明日、飲み会だっけ?」

『うん、あれっ?斎藤くんから聞いてるんだと思ってた。来月の第二日曜、N県の湖でレース大会やるじゃない。あれの打ち合わせも兼ねて集まろうって。みずきも来るでしょ?ただでさえ女の子少ないんだからさ・・・ねえ、どうしよう、やっぱり普通のジーンズとかそういうので行った方がいいと思う?』

「あの、わたし・・・いま一樹くんと喧嘩してて、それで明日は行けないかも・・・」

 ふられたなんて言えない。言いたくない。みずきの気持ちをよそに、マミはげらげらと笑った。

『何言ってんの!喧嘩したんなら余計に来なきゃ。仲直りのチャンスじゃない。あーあ、わたしもはやくトオルくんの彼女になりたいなあ。みずきたちがうらやましいよ』

 マミの言葉がみずきの心をくすぐる。うらやましい、だって。そうよね・・・わたしと一樹くんは仲良しの恋人同士だもの。今日のことだって、何かの間違いかもしれない・・・。

「そう・・・そうね、わかった。明日、わたしも行くわ。マミに負けないくらいお洒落していくから」

『ほんと!?よかった、じゃあみずきもミニスカートかワンピで来てよ、約束!』

 そこから30分ほど、トオルくんがどんなに素敵な男の子かというような話を延々と聞かされて電話を切った。時刻は午前0時を過ぎたところ。もう寝なくちゃいけない。あわてて風呂に入りながら、みずきは斎藤一樹への想いを再燃させた。
 
 明日の飲み会で一樹くんに会ったら、もう一度ちゃんと話してみよう。だって、一樹くんのことがこんなに好きなんだもの。こんなに彼のことを想っているわたしが嫌われるなんておかしい。きっと、彼は変な女にだまされているに違いない。

 風呂から出たみずきは、クローゼットをひっくり返して明日のための洋服選びに専念した。胸元が大きく開いたデザインのカットソーに、膝上15センチのミニスカート。下着もレースがふんだんに使われた刺激的なデザインのものを選んだ。試しに鏡の前でつけてみる。陰毛や乳首が透けて見えてしまう、夜の恋人同士のためだけに存在する下着。

 身につけるだけで気分が高揚する。明日はまた、一樹くんにお酒をたくさん飲ませてしまえばいい。それで帰りに部屋まで誘いこんで、また抱いてもらうの。最初のときと同じように。きっと、それですべては元通りになるはず。

 汚さないように下着を脱ぎ、裸のまま布団に横になった。明日、抱かれることになるかと思うと、どきどきとした気持ちがおさまらない。今度はもっと丁寧にゆっくりと抱いてほしい・・・たとえばこんなふうに触ってほしい・・・


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