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満淫電車
【痴漢/痴女 官能小説】

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満淫電車-1

 どこの誰のものともわからない指が背後から伸びてくる。シャツのボタンが外され白いレースの下着は引き下ろされる。露わになった乳房をゆっくりと揉まれ、その先端を捻られる。薄いスカートは捲りあげられ、太ももを這いあがってきた指がまだ新しい肌色のストッキングを引き裂いて足の間の柔らかな部分に触れる。はじめは遠慮がちに、徐々に大胆に。

見知らぬ手に、指に、弄ばれながらわたしは声一つあげることができない。そのいやらしい手から逃れるためのわずかな身動きさえも許されない。

 それは、ここが満員電車の中だから。


 午前8時30分。普段ならこんな時間に電車に乗ることは無いのだけれど、今日は少し寝坊をしてしまって朝の身支度もそこそこにアパートを走り出た。25歳独身、起こしてくれる人もいない独り暮らしの辛いところだな、なんて思いながら駅までダッシュして、ちょうどホームに滑り込んできた電車に飛び乗った。

 ちょうどラッシュタイムに引っかかってしまったのか、車内は信じられないほどのぎゅうぎゅう詰め。まわりのおじさんたちと体がくっついちゃうのが嫌で、どうにか離れようとしたけれどほんの少しの空間も無い。こんなことならせめて女性専用車両に乗れば良かった。このまま約1時間過ごさなきゃいけないなんてまるで拷問。正面のおじさんから漂う加齢臭に思わず顔を背ける。

 あーあ。だいたい昨日の会議が長引いたのが悪いのだ。新しい企画を立ち上げるのはいいけれど、その打ち合わせのために終電ぎりぎりまで話し合いを続けるなんてどうかしてる。そもそも話し合いと言っても、わたしなんかの言うことは結局スルーされちゃうんだから、最初から上司たちだけで話し合えばいいのにな。

 0時を過ぎてアパートに戻った後、今度は遅くまで連絡が取れないことに腹を立てた彼氏をなだめるのがまた大変だった。帰りが遅くなるといつだって「浮気じゃないのか」なんて言い始める。友達にそのことを話すと「愛されてるね」って笑うけど、ほんと笑い事じゃない。いらいらしちゃう。

 たしかに、最近仕事が忙しくてなかなか彼とゆっくり会う時間も無かった。やっと会えたと思ったら、彼はすぐにエッチしようなんて言う。わたしはそんなことより、もっと一緒に出かけたりおしゃべりする時間が欲しいのに。そういえば最後にエッチしたのはいつだったかも思い出せない。なんだかいろいろなことに余裕が無くなっている。今度の連休には一緒に旅行に行こうって言ってたけど、それもこの調子じゃどうなるかわからないな。

 ふう、とため息をついたのと同時に、また後ろの扉から人が乗り込んできたのか、ぐいぐいと車両の中央へ向かって押し込まれた。電車の中はひと駅止まるごとに乗客が増え、あまりの圧迫感にわたしのささやかな胸やおしりの膨らみさえも潰されてしまいそう。

 この満員の車内の不快感は相当なモノだと思う。妙な熱気があり、いろんな匂いが混じっているし、本当に息をするのも苦しい。こうなるのが嫌だから毎朝ちょっと早めに起きて空いている電車で快適に通勤しているのに。ほんとにもう、昨日の会議ときたら・・・

 また堂々巡りで同じことを考えている自分がおかしくて、自嘲気味の笑いがこみ上げてくる。とにかく早く着きますように。祈るような思いで車窓から外を見ると、過ぎていく駅の時計は8時45分あたりを指していた。まだ電車に乗ってから15分も過ぎていない。あと40分以上もこの状態でいなきゃいけないの?軽い絶望感に打ちひしがれる。

 ガタン、と電車が大きく揺れた。まわりの乗客に支えられながら、どうにか倒れないように踏ん張る。ハイヒールの足元が頼りない。後ろのひとが一歩前に出て支えてくれたように感じた。すみません、と後ろに向かって呟いて、どうにか体勢を立て直した時。

 ほんのわずかな違和感を感じた。

 支えてくれたと思った後ろのひとの足が、わたしの足の間にぐいぐいと挟まってくるような気がした。電車は走り続けている。もともと密着しているし、電車の振動でそんな感じがしただけかもしれない。だいたい確かめたくても、後ろを振り向くことなんてできない。ただ正面を見つめて、ひとの頭の隙間から流れる景色に目をやって気を紛らわせた。

 カーブがやってきて、また電車が大きく揺れた。乗客たちもそれにあわせて揺れ、また体勢を立て直す。そして違和感はさらに大きくなった。

 お尻のあたりに何か硬いものが押し付けられ、電車の揺れに合わせてゆっくりと上下にこすりつけられている。気のせいじゃない。耳元に後ろのひとの熱い吐息がかかる。

 ・・・まさか、痴漢?

 すっと血の気が引いていく。満員電車ってこういうこともあるから本当に嫌。高校生の頃、電車から降りたら友達がスカートにべっとりと精液をかけられていて、泣きだしたことがあったっけ。どうしよう、そんなことされたら・・・いまから会社に行くのに冗談じゃない。気持ち悪い。怖い。

 苦しいのを我慢して、体の向きを変えた。隣のひとが迷惑そうに顔をしかめる。こんなときに「チカンです!」なんて声をあげられるような勇気があればいいのに。恥ずかしくて怖くて、とてもそんなこと出来ない。どうにかお尻の位置をずらせて逃げる。

 電車が駅に停車して、何人かが降り、また何人かが乗り込んできた。体の密着度は増すばかり。この駅からあとは、終点まで停車することなく電車は走り続ける。はやく着いて。お願い・・・


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