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雨のち三角
【幼馴染 官能小説】

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雨のち三角-5

 そんな事を考えていると、マコが続けた。

「ケンちゃんさ、高校の時、付き合ってた女の子、いたよね」
「……うん、そうだね」
「あたしね、ケンちゃんと、その子が付き合うって知った時」
「うん」
「なんか、ものすごく腹がたって、眠れなくなったの。知ってた?」
「ん〜〜〜……眠れなくなったのまでは、知らない」
「だって、あたし達のケンちゃんが、盗られちゃうなんて」
「大げさだよ。もう、別れちゃったし」
「その時は、ケンちゃんがいなくなるって思って、それが信じられなかったの」

 高校の時、他校の女の子に僕は告白された。ごく平凡な普通の女の子だった。
 断る理由も無かったし、二人の邪魔をしたくもなかった。彼女も、いい子だった。
 やがて僕の交際が知れると、二人は少しよそよそしくなった。
 特に、マコは僕を避けるようになった。実は、これは僕の狙いでもあった。
 こうなれば、自然とマコとタクヤは二人になれるのだ。

 その時期、三人で会うことは、あまりなくなった。僕は、彼女とは真面目に付き合った。
 やがて、セックスもした。だが、1年ほどで、別れた。
 彼女は、自分のことをもっと好きになって欲しかった、と泣きながら言った。
 胸を衝かれた。
 彼女は、僕の想像以上に、僕のことをよく見ていたのかもしれない。
 そして、そう言われてから、僕が彼女を好きになり始めていた事に気づいた。
 しかし僕は、何も答えなかった。何を言っても言い訳になりそうだった。
 僕は彼女と、別れた。
 
 そんな時、タクヤが、最近マコと上手くいってないと相談してきた。
 僕は、彼女をただずっと抱きしめて離すな、とだけ言った。
 そのうち、二人が僕の前に現れた。失恋パーティをしよう、そんな事を突然言い出した。
 僕は、二人の前で、少し泣いた。また、三人で過ごすようになった。


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