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あまこい
【学園物 官能小説】

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弱虫-2

 真琴が移動教室で遅れるのは珍しい、理科の先生も怒るに怒れない珍しさを感じていた。遅刻と言っても1分程度の遅刻だが、それでも理科の授業を受けている皆は、真琴の遅刻に驚いていた。

真琴は理科の先生に頭を下げると、涼しい顔で所定の席へと座った。教科書、ノートを開くと、真琴は黒板を睨み付けた。

真琴はジュンを遠ざけた自分の発言にイラついていた。他者との会話の無知さに自分を心底恨んだ。

今の彼女は本当に孤独だ。担任教師滑川との事件で噂が広がったからだ。滑川を押し倒し、自分の大学推薦を手に入れたとか、男教職員は皆真琴のヒモだ、など二学期に入ってからの真琴の噂は凄まじいものであった。
その噂の影響で真琴は生徒会を少し早めに引退させられ、彼女は学校での拠り所をなくしていた。生徒会は真琴にとって居心地の良い所ではなかったが、生徒会で仕事をしている時は孤独感はなかった。一人じゃないと思える空間は生徒会だけだった。その空間が無くなり、噂は酷くなる。前より一層人は寄り付かない、友達もいない、今の彼女にとって学校は苦痛そのものだ。

そして、自分から心を緩そうとしたジュンにも逃げられる。真琴の心は枯れていった。


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