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調教の館
【その他 官能小説】

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第2章-3


観念した恭子は、紅を差した色っぽい唇を開けた。

「バカヤロウ、それでこのボールが入るのか、もっと一杯に開けるんだ」
「あん、はいぃ・・」


私に言われた恭子は更に口を大きく開けた。
美しい顔が少し歪んでくる。

恭子に、穴が開いている赤色のボールを口に咥えさせた。
ボールが口の中に入ると、皮の紐を恭子の頭の後ろに回し強く縛った。

(あぁぁ・・)と恭子は吐息を漏らす。



こうして、口枷を咥えた奴隷女が出来あがった。
口一杯に咥えこんだボールで恭子の顔は奴隷らしくなる。

「今度は、その大きなおっぱいを縛るからな、恭子」
(はい)

大きなボールを口の中に押し込まれた恭子は、言葉で返すことが出来ない。
その代わりに頭でうなずき、私に返事をするのだ。

口枷をされ、縛られた奴隷は言葉を交わさなくても、眼を見れば分かる。
哀願や、心からの思い、望み、苦しみ、悲しみ・・・
それらは眼と、身体の表現で分かるものだ。


縄で女を縛るという行為は、
縛ることで、女の身体の自由が拘束され、精神的な羞恥心で、
女は改めて、自分が虐げられたという実感を持つものだ。

感じやすい女は、
縛られながら徐々に濡れてくる女も少なくない。

むしろ、縛られることで、拘束されることで快感を憶えるのである。
それがM女である。
縛られるのが初めての女でも、被虐性の心を持つ女はおびただしく局所を濡らす。

どうやら恭子もそんな女の一人だった。



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