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〈不治の病〉
【鬼畜 官能小説】

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〈不治の病・其の二〉-16

ブラジャーが取り払われても、麻衣の胸は重力には負けてなかった。
胸元の上部に巻かれた縄は、胸肉を万遍なく尖端に向けて寄せており、下部に巻かれた縄は、垂れ下がろうとする胸肉をしっかりと支えていた。
そしてその縄は、肩口から掛かる縄に引き上げられ、胸肉を根元から絞り上げているのだ。
人工的に絞り上げられた胸肉は重力を無力化し、ロケットのように天井に向けて突き出ている。
その圧力の掛かる乳輪はピンと伸びきり、乳首は飛び出さざるをえない。
胸の美しい女性には高手後手縛りは似合うものだが、麻衣の胸は更に美しく変形し、性家畜と呼ぶに相応しい歪つな肉体に変化していた。
それは決して麻衣が望む姿では無いのだが、このオヤジ達に捕獲されたのなら仕方がない事だ。
何故なら、麻衣は既に一人の女性ではなく、一匹の《牝》でしかないのだから。それが証拠に、パンパンに膨れた胸肉は、いつもよりも神経が過敏になり、僅かな指先の触覚にも、ピクピクと肌を引き攣らせて反応し、飛び出している乳首を更に伸ばして固くさせた。まだ乳首はおろか、乳輪にすら触れていないというのにだ。


『どうした?縛られて興奮してるのかな?それとも撮られてるからかなぁ?』

「む"〜〜〜ッ!!!」


巨乳ゆえに残る胸肉のブラジャーの跡を、オヤジの爪の先や指の腹で摩る度に、ピリピリと麻衣の肌は緊張し、珠のような汗を吹き出す。
弄んでくるオヤジを睨む瞳すら、既に虚しいくらいの悲哀さだ。


「むぶぅッ!?」


不意に乳輪の縁にオヤジの指先が掠めた瞬間、麻衣は驚きとも怒りともとれる叫びをあげ、ビクンと身体を跳ねさせた。
胸肉はブルンと揺れたあと、雄叫びでも聴こえるかと思うほどにブルブルと揺れ動いた。
それは胸自体が意思を持ち、抗っているようにも見えた。


『凄いな……これは売れるぞ』


カメラを持つ患者が、ポツリと呟いた。
胸肉の揺れ動く様は、まるで乳房を揺らして歩く乳牛のようで、二次元の世界のキャラクターのよう。
巨大なミルクタンクを備えた美形のキャラクターが、異形の性怪人に弄ばれていくような興奮がある。


『嫌じゃなかったのかな?クフフフ……』

「む"ッ!?ぐぅ!!…く……ふぅ!!!」


ナース服から突き出た二つの胸肉を弄び、焦らすように摩っては桃色の部位を掠める……触れられたくないという麻衣の思いは、結果的に敏感な部位に意識を集中させる事となり、敏感な部位を更に鋭敏にさせてしまっていた。
乳輪の色は徐々に濃くなっていき、ただでさえ大きめな乳首は更に大きくなっていく。
病に苦しむ人を救う天使のはずのナースが、悪魔の如きオヤジの悪戯に翻弄され、恥辱の呼応に身体を変化させていく……。





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