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〈不治の病〉
【鬼畜 官能小説】

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〈不治の病・其の二〉-14

(触る…んじゃねえ!!やめろぉッ!!!)


弾けそうなボタンは胸肉にあわせて揺れ動き、ナース服もが麻縄と同じくギシギシと悲鳴をあげていた。
まるで二つの火山が地鳴りと共に鳴動している様にも似て、見応えのある揺らめきに患者達の興奮も高まる。
振り払うはずの胸肉の揺さぶりは、患者達を呼び寄せる魅力だけを放ち、遂には指を広げた掌に包まれたままで、ボタンは慣れた手つきに開放させられた。




(こ、このヤロゥ!!脱がすんじゃ……やあぁぁッ!!!)


ボタンの外されたナース服は、その苦しみから解放されて大きく開き、ブラジャーに寄せられて出来た美しい谷間を見せ付けた。
そして、その事を良しとしない麻衣の抵抗は、包み隠す事を放棄したナース服を押し退け、コンプレックス足る二つの山並みを外気に触れさせた。
そしてベージュ色のブラジャーに抱えられたまま、ブルブルと揺れながらカメラの前へと踊り出たのだ。


『自分から飛び出してくるとは……よっぽど見せたいんでしょうな』

(何なんだよぉ!!み…見世物じゃねえぞ!!見るなあッ!!!)

『ベージュ色のブラか……このパジャマと同じってのもねぇ……』


オヤジは無造作にナース服を開け、胸肉を重そうに抱えているブラジャーを完全に晒け出した。
患者達とカメラの視線を感じてか、麻衣の胸肉はポツポツと汗の珠を生み出し、やがてしっとりと濡らしていった。
まるで色気の無いベージュ色のブラジャーだが、この肉感があれば、無駄な装飾的な下着など不要であろう。
『主役は自分だ』と胸が主張しているようで、その様は頼もしいばかりだ。



『これは立派なオッパイだねえ……このDVDを買った人も大喜びだぞ?』

「〜〜ッ!!!」


そうだ……カメラで撮られているという事は、今の“この事”は映像として記録されるという事だ……このオヤジの台詞からすれば、自分の性暴行の様を知るのは此処にいる患者達だけでなく、これを記録した映像を購入した不特定多数の奴らにも知られてしまう事になる……この胸は見世物ではない。自分自身もそうだ……しかし、このままでは自分の《全て》が金で切り売りされてしまうのだ……麻衣の怒りの中に、焦りにも似た感情が混じり始めていた………。



『大きいだけあってタプタプ揺れるぞ?……ほぅら!』

(や、やめろ…やめろぉ!!!)


オヤジは掌で胸肉を寄せ上げ、ユサユサと揺らした。
その度に胸肉は水風船のようにタプタプと揺れ、ブラジャーの肩紐は肩に食い込んでいく。



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