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SM地獄
【その他 官能小説】

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SM地獄(4)-4


喜美子の家は叔父に恩義があった、
そのお陰で、今の自分と弟妹がいる。
しかし彼女の心の中は複雑だった。


喜美子は今は亡き母親に、そして妹や弟にも隠していることがあり、
それを思うとき悲しく辛くなってくるのだが
その反面、どうしても忘れられない、狂おしい思い出だった。

それは少女だった彼女が女になった時でもある。


ある日、少女に成長した喜美子は叔父にホテルに呼び出されていた。
そこで喜美子は叔父に言われたことがある。
喜美子が高校二年生の頃だった。

そこはホテルの一室である、
喜美子は、その部屋がどういうものなのか知らない。

「なんでしょう、叔父様、大事なお話があると言うことですが」

叔父の龍二は、五十代の精力が旺盛な脂ぎった男だった。
援助をしては貰っているが、
喜美子は前から何故かこの叔父を好きになれない。

「いつも頑張ってるね、喜美子」
「これも叔父様のお陰です、有り難うございます」

龍二が見た若い喜美子は、はち切れそうでピチピチした少女だった。
それを見ながら彼の頭中は、淫らなことを妄想をしていた。

「ところで喜美子、仕送りを打ち切りたいんだがね」
「えっ?あの、それは・・」
「うん、申し訳ないんだが、うちの母さんがねえ」
「え、叔母様が?」

「うん、前からお前達の援助をあまり快く思っていないんでね、
 もう良いんじゃないかって、うちもね、色々とあってな」

龍二は、持っていた扇子をせわしなくパタパタと仰ぎながら、
喜美子を上目遣いに探るような眼をしていた。

その眼は喜美子の反応を見ているようでもある。


「はい、いつもご無理をお願いしていますが・・でもまだ」
「打ち切られると困ると言うのかな」
「はい、もう少し、なんとかお願いします、今捨てられたら、
まだ弟も、妹も、叔父様、助けて下さい!」

喜美子は悲しかった。

(今まで何とかここまで生きて来れたし、
私も弟達の学校まで、でも、いま打ち切られたらどうしよう)

そう思うと頭の中が真っ白になった。

「うーむ、困ったな」
「そこを叔父様、何とか、私達で出来ることがあれば何でもしますから」
喜美子は涙声になっていた。

「それなら一つだけだが、方法が無くもないさ」
「えっ、それは?」
「お前だよ、喜美子」

「えっ?私ですか?」
「そう、お前の身体だ」
「私の身体・・ですか?」



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