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俺のち彼女
【学園物 官能小説】

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時々、幽霊?-4

「おぅ、今村だけどさ……加藤、その幽霊と何やってんの?」

「な、何って……」

 オナニー……なんて言えるはずもなく、加藤は真っ赤になって黙りこくる。
 今村は落ちた眼鏡を拾うと改めて加藤を見た。
 少しつり上がってはいるが大きな目、ぷっくりとした唇……今まで眼鏡に隠れていた加藤の素顔は意外と可愛いい。

「へぇ……加藤ってそんな顔してんだ」

 今村は眼鏡を返さずにまじまじと加藤を見続ける。

「えっ?やだっ返してっ!!」

 加藤は眼鏡が無い事に気づいて今村に手を伸ばした。
 手をあげてそれをかわした今村は怪訝な顔をする。

「何?ダテ?」

 本当に目が悪ければこのレンズの厚さから考えて全く見えてないはずだ。
 今村はその眼鏡をかけてみる。
 少し度は入っているようだが、そこまでじゃない。

「む、昔目付きが悪いって言われて……」

「ふうん……それはいいとしてさ、何で幽霊とオナニーなんかやってんの?」

 今村の言葉に、眼鏡を取り返そうとしていた加藤はボッと赤くなって固まる。

「だって……沙耶ちゃんがイッた事ないからって……」

「あ?」

『つまりぃ〜アタシがお願いしたの。人生1度でいいからエクスタシーを感じてみたいのよっ』

「いや……あんた人生終わり済みだし……」

『あ、ひどぉい〜…人が気にしてる事をぉ〜』

 頬を膨らます女子校生幽霊、沙耶。
 話を詳しく聞いてみると加藤と沙耶は中学が同じで、沙耶が交通事故で死んだ時、加藤が葬式に行き、そこでとり憑いたらしい。

「私も今村くんと似てて……どっちかと言うと見えるより……聞こえるの」

 見えない事もないがその姿はモヤモヤした影みたいなのだそうだ。

『葬式の時に璃子見たらすぐピーンときたの。幽霊の勘ってやつぅ?』

 それで沙耶は加藤にとり憑いて日々自慰に耽っていたと言う……。
 加藤も相手が友達なのでお祓いなど頼めないし、出来るなら協力してあげよう、とネットで検索したりもしたが所詮は未経験なので中々エクスタシーは体験出来ずに1週間たってしまった……らしい……。

(ここ最近、加藤が気になってたのはコレのせいか……)

 体内に潜んでいたのでハッキリ見えてなかったが、雰囲気でそれとなくキャッチしていたのだろう。

「つうか他に心残りは無いワケ?」

『無いわ』

キッパリ

 今村は沙耶の答えに顔をひきつらせた。

「加藤ってお人好しなんだな」

 こんな友達に付き合うとは、と言う今村の言葉に加藤はむっとして言い返す。


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