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事務員狩り
【OL/お姉さん 官能小説】

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事務服を着た蝶-5

 「弓野さん…キャバ嬢だったんですか!?」
驚く翔子。
 「半年だけ、事務の仕事しながら働いただけよ〜。そんな伝説とかそんなんじゃないから。」
 しかし興奮収まらない玲華。
 「今でも有名ですよ!私は写真でしか見た事なかったけど、美しさ、全然変わってません!」
 「もう10年も前の話だから。さすがに老けたわよ〜。」
 「そんな事ないですよ!今すぐにでも復帰できますって!」
 「ないない!」
苦笑いする七恵。
 「坂口さんは何でキャバ辞めたの?」
 「まぁ色々と…」
頭をかく。
 「人気を取ろうとして他人を蹴落としあったり、お客さんを奪いあったり、体使ってお客さん増やそうとしたりして目をつけられた?」
 「えっ?」
図星でドキッとする。
 「そんなもんよね。私も散々嫌がらせ受けたり、蹴落とされたりしたわ?卑怯な手使われて陥れようとされたし。私はそれが嫌で二度とキャバはしないと決めたの。それに夜も働くと子供に会える時間もなくなるし、人間関係に嫌気がさして働くのやめたの。養育費は貰ってたし離婚の慰謝料もけっこうあったから、暫くは子供との時間を大切にしたくて。それからこの会社入るまで働かなかったんだ〜。」
 「そうなんですか…。」
しみじみ話を聞いてしまった翔子と玲華。
 「や、やだ〜、そんなにしんみりしないでよ〜!私がキャバしてたのは内緒よ?坂口さん、これから新人同士、仲良く頑張ろうね!」
 「は、はい!光栄です!」
伝説のキャバ嬢への尊敬はやまない。
 (どうりでいい女な訳だね…。)
翔子は七恵につくづくそう思った。


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