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〈不治の病〉
【鬼畜 官能小説】

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〈不治の病・其の一〉-13

『パンティーの中で、マ〇毛がジョリジョリ言ってるぞ』

『ウヒヒヒ!毛がはみ出してきましたよ!!』

「ぶぐ!!ぶうぅぅ!!!」


無慈悲な悪戯に、股間は陰毛の擦れ合う音を鳴らし、我が儘放題に伸ばされたその毛は、羞恥すら知らずにパンティーの隙間から顔を覗かせた。
美しい女性の秘密の部分が、他人には決して見せない品性の欠片もない牝本来の身体の実態が暴かれていく……。


(た、助けてッ!!い、痛いッ!!嫌だあ!!!)


あろう事か、パンティーからはみ出した陰毛を患者達は摘み、そのままブチブチと引き抜いていった。
体毛を引き抜かれていく屈辱、それが性器から生えた恥毛だという恥辱……亜矢は子供のようにボロボロと大粒の涙を流し、その屈辱に引き攣った悲鳴をあげた……それは股間に走る痛みだけが理由ではないはずだ。
患者の指先は、パンティーの上からでも亜矢の敏感な部分を探り当て、クニクニと器用に指先を動かして刺激を与えた。
水色のパンティーが浮き上がらせた一筋の陰影が、室内の照明に照らし出されていく。


「ぷう"ぅ"ぅ"ッ!!!」


唇と掌の隙間から漏れた呼吸が、放屁にも似た鼻濁音を発したが、それは緊急事態を告げる叫び声とはならず、再びモゴモゴとした呻き声となって病室に響くだけ。
両胸はそれぞれに患者達に掴まれ、思うがままに舐められ吸われている。
その大きな胸肉ゆえに、それを掴まれている事が、亜矢の上半身の固定に繋がってしまっているのだ。
渾身の抵抗が許されているのは、強力な握力から免れている股間のみ。
それでも両脚は取り押さえられてしまっているので、僅かな腰振りにしかならない。
半狂乱で喚きながらの必死の抵抗は、股間の上下左右への揺さ振りでしかなく、快感に悶える女体の媚態にしか見えない。
充分に過ぎる肉感を誇る尻肉はプルプルと揺れ、指先を食わえ込んだ割れ目の柔肉は、その淫靡な蠢きに合わせて変形する様を、見せ付けるように左右に揺らしていた。

色欲に塗れた患者達に捕獲され、数と力によって性の暴力を受けさせられているというのに、亜矢は牡を誘うように身悶え、類い稀なる美しい肉体をくねらせて魅惑のダンスを踊った。


この汚らわしい患者共に罵声を浴びせ、怒声を張り上げ、一人残らず殴り倒したいというのに。

ナースコールか自らの悲鳴かで救助を呼び、この状況から一秒でも早く逃れたいと願っているのに……。

患者達はその様を楽しそうに見下ろし、粘り着くような蕩けた視線を浴びせて亜矢の肉体に触れ、その《味》を楽しんでいる。
弄ばれて鋭敏になっていく乳首が、温かい舌先の感触と、甘噛みの軽い痛みを伴う刺激と、乳輪までピリピリと刺激する吸引の屈辱的感覚を、鮮明に脳天まで伝えてくる。
そして一番敏感な小さな秘豆までもが、薄布を隔てた焦れったい《愛撫》に痺れを切らし、充血を伴って膨れていった。


(嫌あぁぁッ!!嫌あぁぁぁッ!!!)


亜矢の心の叫びは、この患者達に対してであったが、自分自身に対してでもあった……。


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