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<12月>
【OL/お姉さん 官能小説】

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三連休 始まりの夜編-4

「触って。鈴木のちっちゃい手でオレのこと気持ちよくして」

体勢的にうまく動かせなくて思いきって鈴木主任のほうを向く。鈴木主任は一瞬驚いたような顔をしたけれど、優しくキスをしてくれたあと、耳元でもう一度囁く。その囁きに応えるべく、そっと手を動かしていく。痛くならないように、少しでも気持ちいいと思ってもらえるように。切なそうなため息が聞こえる。このため息はどっちのため息?落胆?それとも感じてくれているの?不安になって鈴木主任を見つめる。

「そんな不安そうな顔すんな」

そっと頭を撫でてくれた。

「気、緩めたら鈴木に手だけでイカされそうなくらい気持ちいいよ」

うーん、それって褒められてるのかな?喜んでいいのかな?少し顔が赤いような気がするのはお湯のせい?お酒のせい?それとももしかして、照れてる?と思ったらぶぅわしゃんっと派手に水しぶきをあげて、いきなり立ち上がった。私もひっぱりあげる。

「その顔反則。ガマンできなくなる…ベッド、行こうか?」

反則ってなんだろ?きょとんとしたまま誘導されてバスルームを後にする。バスタオルで身体を拭いて…どうしよう。何着たらいいの?まさか着てた服ってわけにはいかないよね。っていうか脱がされたままでたたんでもないし。とまどう私をよそに、鈴木主任はバスタオルを腰に巻きつけてソファへ向かった。慌てて自分も体に巻きつけて、後を追う。

「悪い、一服させて。鈴木も何か飲む?」

ソファのすぐそばにある冷蔵庫からスポーツドリンクを取り出した。ミネラルウォーターをお願いする。

「TVでも観る?」

そう聞かれてどう答えているかわからないうちに、リモコンのスイッチを押された。けっこう大きな画面いっぱいに映し出されたのは大きな胸の女優さんの裸体。うわぁ、目のやり場に困るんですけど…

「こういうの、観たことないの?」

「ないわけじゃないですけど…」

困ってうつむいた私の顔をからかうように覗き込む。

「鈴木、かわいい」

照れる私の頭を撫でてくれる。なんだか子供扱いされてるみたいだ。

「あ、電マ。そっか、鈴木こういうことして欲しくて選んだわけ?」

電マ?何それ?と思って顔を上げて画面を見ると、映し出されていたのは忘年会の景品の小型マッサージ器と、それを押し当てられてよがり狂う女優さん。

「そ、そういうわけじゃないです。所長が肩こりに悩んでたから、所長に当たるといいねって、コータくんと…」

「ふぅーん、コータは自分が当たったら鈴木と使いたかったんじゃない?」

「そんなことないですよ」

そっか、さっきからかわれてた理由がようやくわかった。まさかそんな風に捉えられてたなんて。

「使ったことある?」

「ないですよ、そんな」

「オモチャとかは?」

「オモチャ?」

「そう、大人のオモチャ。バイブとかローターとかさ」

「ありませんってば」

自分でもほっぺたが真っ赤になってるのがわかる。

「じゃぁ、試してみようか。せっかくイイモノもらっちゃったし」

「え?」

そう言うとタバコを消して、モノを取りに行ってしまった。あっという間に電源をコンセントにつなぐ。驚いて固まったままの私を軽々と持ち上げて運び、ベッドの上に横たわらせる。

「鈴木、感度いいからどうなっちゃうのかな?」

「い、いや…」

少し怯える私に、覆いかぶさるとキスをする。徐々に身体の緊張がとけていくのがわかる。それを鈴木主任も感じ取ったのか、唇がだんだん下に下がっていく。乳首を口に含まれた瞬間、あられもない声をあげてしまった。

「鈴木の弱点、みっけ」

満足そうに笑うと、そこを刺激し続ける。強弱をつけたり、スピードを変化させたり。そっちに気をとられているスキに、足を開かれ、アソコの入り口を指でなぞられてしまった。

「すごい濡れてる。ビショビショだよ」

「言わないで…」

「もしかして期待してる?早く電マでいじめて欲しいんだ」

「ち、違うっ」

否定したのに、電マとやらのスイッチは入れられた。ヴィーンという音がやけに響く。

「これだけ濡れてれば、大丈夫だね」

「え、いやっ。きゃぁっ!」

いきなり先端がクリトリスに当てられる。想像以上の刺激に腰がひけるのに、あっけなく抱え込まれてしまう。

「逃げちゃダメだよ。ほら見てごらん、あの女優さんと同じことされてる」


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