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セクシャルな講義
【女性向け 官能小説】

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新・セクシャルな講義・第4章-2


その高まりの中で、
私が二人を全裸にして、セックスに及ぶことも可能だろう。
私以上にそれを彼女達が望んでいる、それもあながち間違いではない。
すでにそういう雰囲気ではある。

酔った頭の中で、3Pというセクシーな言葉が頭を過ぎるが、
しかし、今の私はそれ以上に講義を続けたかった。


セックスは一時の快楽でしかない・・
しかし、心に残る「本当の教え」を伝授することが、
今はそれ以上に快感である。

二人を交互に、私の男性を彼女たちの中に挿入することは可能であり、
そういう雰囲気は出来ている。

私が精力旺盛な青年の頃ならそうしただろう。
しかし、幸か不幸か、そういうギラギラしたものを卒業し、
肉体だけでなく、女性を精神的に昇華させたい、
という思いの方が今は、強かった。

男として、燃え上がるような精力が衰えたのも事実である。
花火のように突き上げ、爆発した若い頃のようなエネルギーを、
別の方法で楽しむのも、また違った快楽の方法だと私は考える。

以前は、肉の交わり、
セックスこそが(性の喜びの全て)と思っていたが、
それを超越した精神的、肉体的に自由を奪い、拘束し・・
彼女たちも、自分も心からの昇華を感じた時こそ、
それに勝る喜びはないと思うのである。

・・等と思っていると、
恭子が悩ましげに言う言葉で我に返った。


「ねえ、せんせっ、何考えているんですかぁ・・
さっき、せんせが(それでは・・)って言いましたが
それって何ですか、聞きたいですぅ・・」

「おお、そうだったな・・ええと、それはSMには大きく分けて
嗜好というか、好み、やり方というか二種類あるんだよ」

「はい」

「さっき恭子が、縛ったり、鞭で叩いたりっていう言葉を言ったね、
そのことなんだがね」

「あぁ、はい、恭子・・そういうの怖そうだけれど、
でも何故か興味があるのよね、でもせんせっ、知りたいですう」

恭子は少女のように悪びれず、大胆に豊満な乳房を私に押しつけた。
私は心の中で思っていた。

(このおっきなおっぱいも、後で虐めて・・喜ばせてやるからな)
と、心の中で思いながら真梨子ママをみつめると、
彼女も妖しげな熱い眼を私に向けていた。

いよいよ、SMの神髄をじっくりと二人に語った後、
その実践をこの妖艶な二人にするのも悪くないなと、私は思うのである。



私はこの美しい二人に、興味深い話をすることになった。
いわゆる、SMというテーマは一般的にはタブーとされており、
普通の家庭の中には到底入り込めないものである。

その考え方や行為等が、一般社会から認知されていないからであろう。
人が人を辱め、陵辱し、それをされる人が快感と感じる・・
こういう特殊な感覚は、一般的には受け入れらないからだ。

しかし、その世界の人だけに限定し、
他人に危害を加えるものでなければ、それを非難することは出来ない。

更に、当事者にとっては、それらが彼らの生きがい、
全てであるとすれば
誰もそれを否定することは出来ないのである。


人は好奇心が旺盛であり、そういう世界を垣間見てみたい
という人も少なくない。

初め、傍観者だった人が、あるきっかけで、その世界を垣間見て、
ひとたびその甘美なるものを知り、
妖しく官能的な世界に入り込んだとき、その虜になることもある。




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