接近-13
帰宅中、車を運転しながら心配する。
(ホントにバレてないかなぁ…。知らないふりしてるだけかなぁ…。もしバレてたらどうしよう。会社で、しかも事務所でオナニーする女だなんて変態としか思えないじゃない…。)
見られてない事を願うばかりだ。
その頃の事務所。オナニーの形跡を探さない訳がない健太郎。すぐに雅江の机に行った。
「さっきまで雅江がオナニーしてた場所…。ゴクッ…」
ドキドキする。盗み聞きしてた時、椅子が軋む音が聞こえた。きっと座ってヤッてたに違いないとふんだ健太郎は椅子に鼻をつける。
「あ…、こ、これは…!」
匂う。卑猥な香りがほのかに香る。
「クセー雅江のマ○コの匂いがする!」
嗅ぎまくる。
「まさかボールペンとか使ってないよな?」
机の上の端にボールペンがある。震える手でそれを拾い上げる。
「わっ!ネチョネチョしてる!汁だ…、マン汁だ!雅江、ボールペン突っ込んでたんか!」
ヌメるボールペンを見つめた。
「へへっ。」
そのボールペンにしゃぶりつく。
「これが雅江のマ○コの味か!濃いなぁ、下品な味だこと。」
とうとう雅江のマ○コの味まで辿り着いた。
「何か…雅江が限りなく近い存在に感じるなぁ…。」
恥ずかしい秘密を握った健太郎。嬉しくなる。
「ヤッちゃえば良かったかなぁ。これだけスケベならすぐヤラせてくれそうだな。しかし雅江がマジでこんなスケベだとはな…。」
椅子やボールペンの匂いを嗅ぎながら思った。