ニヤア-4
なにやら、ニヤアが、きつい目で見てるような気がする。
「だめ、そんな目で見ても、6匹も、面倒みれん」
ニヤアは、プイと横を向いた
「とりあえずの名前を。考ええるか……」
生まれてきたのは、三毛猫、白猫、黒猫、茶トラが、一匹ずつ、ブチ模様が、2匹。
「よし、ミケ、シロ、クロ、トラ、太郎、次郎に決定だ」
とてつもなく、安易である、さぞや、ニヤアも飽きれているであろう的、名前である。
そして、それから、1ヵ月後、仕事から、戻ると、やはり、彼女が、現われた。
「おかえりなさいませ、ご主人様」今日の彼女は、ひどく、元気が、ないようだった。
「なんか、元気が、ないな、どうした?」
彼女は、両目いっぱいに涙を浮かべてる
「だって、ご主人様が、あの子達をよそにやるなんっていうから」
「ん? 何の話だ? 話が、見えん」
「ミケ、シロ、クロ、トラ、太郎、次郎のことです」
「なんだ、子猫のことか」
「ご主人様から、見れば、ただの猫に見えるかもしれませんが、私にとっては、おなかを痛めて生んだ、大切な、子供達です!」
「、そうだったんだ、それは、すまん。……って? えええええええええええええええええええええええええええええええええええええ? ? どいうこと?」
間抜けず顔、全開の守である
「えええ・え? って、私、ニヤアですよ」
「・・ニヤア? うちの、ニヤア? 猫の?」
「はい」
「ええええええええええええええええええええ?」
「ご存知だったのでは、?」
「いや、全くって、普通信じられない話だろう」
「だって、初めて、人間の姿になったとき、ちゃんと、知ってるって、おっしゃいました」
「あの時は、相当、酔ってたしな」
「それじやあ、私が、誰だか、わからない、まま、あんなことや、あんなことしたんですか?」
「まあ、そうなるか」
「ご主人様、けだものー」
ニヤア(猫)〈獣〉にケダモノー呼ばわりさてる。
「本当に、ニヤアなのか、証拠を見せれるか?」
「はい」
頭の上にぴょこんと、猫耳が、でてきた。
「ほほー」
守は、猫耳をさわってみる
「本ものだなー」
「あと、これもあります」
ニヤアは、スカートたくし上げると、お尻を突き出す、ノーパンのお尻から、直接、猫尻尾が、はえてる
「確かに、この尻尾の模様は、ニヤアのだ」
「わかっていただけました? ご主人様」
「君が、ニヤアなのは、わかった」
「じゃあ、あの子達のことを、考え直してくれますか?」
たくしあげてたスかーートをおろし、再び、両目に、涙を浮かべ、うるうるした目で見つめる。