凌辱の果て-4
「……ひっ……うぅっ……」
「ヒヒヒ……どうして欲しい?……こうか?あン?」
ブラウス越しに乳首をつまみ上げて痛いほど捻り回す辰巳。
完全に小馬鹿にされたような態度に怒りが込み上げたが、身体が反応しているだけに反論出来ない。
この卑劣な男に、いつの間にかここまで付け入られる隙を与えてしまっていた自分が、今更ながら腹立たしかった。
「キヒヒ……こんなにおっ勃ったてきたぜ!すげえな」
せめて喘ぎ声だけは出すまいと、唇をぎゅっと噛み締めて声を殺していたが、ジンジンと熱くなる乳首を執拗に捏ねくり回されると、たまらず甘い声が漏れてしまう。
「はっ……ああっ……あぁん……た…辰巳くん………」
「ヒヒ……いやらしい声だな……感じてんの?……ハァ…ハァ……」
「……はっ……はぁっ……あぁっ……あぁっ……ち……違……」
「……ハァ…ハァ……マジでエロくてたまんないよ……ハァ…あいり……もう脱いじゃえよ………」
三田村が見ているせいか、辰巳はいつも以上に激しく興奮しながら、はだけているブラウスの残りのボタンを外し始めた。
「あ……あぁっ……辰巳くん……やめて………お……お願い………」
あいりはすでに涙声になっていた。
「ハァハァ……い……いいじゃないか……自慢のボディを三田村にも見られたいだろ?……」
辰巳は鼻息を荒くしながら、あいりのブラウスを肩から一気に引きはがした。
「……あっ…イヤッ!……」
いきなり豊かな白い乳房が剥き出しになり、硬く充血した乳頭が弾かれるようにぷるんと飛び出した。
「……あっ…あいりちゃん……」
三田村の視線が痛いほどに素肌に突き刺さる。
咄嗟に胸を隠したいという衝動に駆られたが、川瀬に捕まれている手首の痛みが、恐ろしいほど抵抗力を奪っていく。
川瀬の表情が見えないために、いつも以上に恐怖心が増しているような気がした。
あいりは、ただ顔を真っ赤にして俯いたまま、剥き出しの乳房を三田村に晒すしかなかった。
身体が燃えるように熱い。
恥ずかしい部分を自分で隠すことが出来ない状況が、あいりの羞恥心を熱く掻き乱す。
「あぁっ……み……三田村くん……」
耐えられないほどの屈辱をうけているにも関わらず、三田村の視線を感じた瞬間、あいりの蜜壷からは、大量の粘液がドッと溢れてきた。
『どうして?……こんな姿…見られたくないはずなのに……』
飢えた獣がよだれをたらすように、内腿をつうっと濡らしていく欲望の証。
『私はどうしてこんな女になってしまったの――――』
「ハァハァ………相変わらず……いい身体してんな……」
あらわになった無防備な乳首に、辰巳がすぐさま貪りついてきた。
チュバッという卑猥な音がバックルームに響き渡り、微かな痛みと痺れるような快感があいりを襲う。
「……あぁっ…はぁっ……んんっ」
乳輪全体を執拗に舐めながら、時折屹立した乳首をいたぶるように甘噛みする辰巳。
狂おしいほどの快感に、感じまいとする意志がもろくも崩れ落ちていく。
「あっ……あぁ……た……辰……三田…村……くん……」
誰にどうされたいのかもわからないまま、身体中の神経が絶頂に向かって急激に研ぎ澄まされていくのがわかった。