凌辱の果て-13
「……あっ!……あああっ……」
「……俺の動きに意識を集中しろ……」
「はっ……あっ……あぁっ……」
「そうだ……っ……もっと……うぅっ……あぁっ……ハァ…ハァ……藤本っ……」
川瀬に教えられるままに括約筋を緩めると、その度に温かいペニスがピストン運動をしながら腸の奥へとめり込んでくる。
一気に加速していく快楽。
狭い膣の中で肉と肉が淫靡に擦れ合い、絡み合う。
グチュッ…グチュッ…という、熟れた果実を床に叩きつけるような湿った衝突音が響き渡り、肉体の底から急激に快感が込み上げてきた。
「……あっ!あぁっ!」
「もう……感じてるんだろう?………お前には……俺が……必要なんだよっ……!」
怒りをぶつけるように、激しく腰を打ち付けながら川瀬が怒鳴る。
「い…イヤ……あぁ……ああ……っ………」
「……認めろっ……自分の本性を……」
ズンズンと深部をこじ開けては出ていく熱い肉塊。
膣では感じたことのない独特の快楽に、全身がうち震えた。
「あっ……あああっ……あああっ……ああぁっ!!」
悲鳴のような喘ぎ声がバックルームに響き渡る。
「すげぇ溢れてきたぜ!この女ケツで感じてる!」
「……あぁっ…言わないでっ……」
今や軽蔑しているはずの辰巳の言葉さえも、媚薬のようにあいりを燃え上がらせていた。
川瀬に犯される姿を三田村に見られることが、たまらない喜びのように感じられる。
身体にまとわり付くTデパートの制服。
白い肌に張り付く濡れた乱れ髪。
今の自分は、三田村にどう見えているのだろう。
大切にしているという婚約者よりも官能的に見えているだろうか―――。
いや……きっとそうに違いない。
川瀬ならば、自分を最高に艶やかに、淫らに輝かせてくれているに違いないのだ。
「あぁっ!主任……っ……イ……やぁっ…お尻で……イ…イくっ……あああぁっ……」
「……藤本っ……イけっ……」
「主任っ……あああっ……イくっ……イっちゃうぅっ……ああああぁっ!……くぅっ……あああああああぁっ!!」
全身が痙攣し、あいりが絶頂に達するのと同時に、川瀬がウエストを強く抱きながら、あいりの中にドクドクと熱いモノを吐き出した。
「あっ……あぁっ……」
初めて自分の体内で受け止める川瀬の精液。
そのびゅるびゅるとした熱に、子宮の奥がじん……と切なく疼いた。
「本来それが放たれる場所はそこではない」と、肉体が強く訴えかけてくる。
「……はあぁっ……ふぁぁっ……あぁっ……」
膣に射精されれば、自分は満たされたのだろうか。
そうされたかった相手は、三田村なのだろうか?
―――あるいは―――川瀬なのだろうか?
『私はどうなりたいのだろう……』
ぼんやりとそこまで考えた時、あいりはゆっくりと意識を失った。
END