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デパガあいり
【レイプ 官能小説】

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肉体の取引 後編-8




東の空がうっすらと白み始めていた。


最後の最後まで数本のバイブレーターを使って慶子を攻め続けていた川瀬も、その気配を感じて、か細い身体からようやく手を離した。


壊れた操り人形のようにぐしゃりと布団に崩れ落ちる慶子。


焦点の合わない放心したような目つき………。


一晩中、二人の男とあらゆる道具に攻め抜かれてだらし無く広がってしまった前後の恥穴からは、清楚な女の面影は見る影もなかった。


高橋は既に疲れ果てて大いびきをかいている。



様々な体液に汚れたシーツが、部屋中に強烈な性臭を放っていた。


きっと……これと同じくらい、この女も汚れたのだろう―――。


『……三田村見ろよ……このザマを………』


勝ち誇ったように高笑いしようとした瞬間、唐突に藤本あいりの姿が頭に浮かんだ。


目隠ししたまま自慰を強要され、バイブレーターで己の股間をまさぐるあいり―――。


川瀬の目の前で坂田と上野に代わる代わる犯されるあいり―――。


今ここに横たわるぶざまな女と………藤本あいりのどこが違うというのか―――。






たった一度だったが、衝動的に慶子の胎内に吐き出してしまった精。


女に乞われても膣内に射精することなどほとんどない川瀬にとって、それはかなり珍しい行動だった。


汚らしい玩具が自分の子を孕むかもしれない―――そう想像するだけで、あまりのおぞましさに吐き気がする。


しかし今、得体の知れないモヤモヤとした感覚が川瀬の中に湧き上がっていた。


一晩中、精液が枯れるほどに慶子を犯し続けたにも関わらず、何故か肉体が猛烈に藤本あいりを欲している。


あの湿った柔らかな肉の中に、己を没入させ、慶子にしたのと同じように、熱いものを中に思いきり放出したくてたまらなかった。



「……藤……本……」



無意識のうちに口にしたその名前は、川瀬自身が戸惑うほどに、ひどく切ない響きを帯びていた。








END


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