肉体の取引 後編-7
「……始めは痛いで……覚悟しときや……っ」
「………あぁっ!い……うぅっ……あっ……あっ……あぁっ」
慶子は与えられる圧倒的な快楽にのまれて抵抗することを忘れているようだ。
高橋のペニスの先端が慶子の肛門を強引にこじ開けながら直腸にメリメリと侵入してきた。
その強烈な圧迫感が、川瀬にも膣壁越しに生々しく伝わってくる。
慶子の身体は前後から二本の男根に串刺しにされ、ギチギチと不自然な音を立てながら軋んだ。
「た……助けて……こ…壊れるぅ……」
「ああ……もう根元まで入るで……初めての割になかなか素質あるわ……!ほれっ」
挿入するやいなや、せわしなく腰を使い始める高橋。
エラの張った亀頭が慶子の直腸をダイナミックに往復するのが川瀬のペニスにも伝わってくる。
「……ハッ……ハッハッハッ……あぁっ……ハッハッ……」
慶子は小刻みに息を吐きながら、痛みから逃れようと懸命に喘いだ。
『――――苦しめ!
もっと…………!』
川瀬は高橋と競い合うかのように、下から鋭い突き上げを開始した。
慶子の内部にねっとりと絡み付いた悪魔のようなローションが、川瀬と高橋の肉棒にも強烈な痒みとほてりをもたらし始めている。
こすり続けていなければどうにかなってしまいそうなほどの狂おしい掻痒感が、二匹の淫魔をどんどんと追い立てる。
「あっ……ああっ……ああっ……」
快楽と痛みの狭間で苦しむ慶子。
その姿を三田村に見せつけてやりたいという欲望が、川瀬の中でむくむくと膨れあがっていた。
「……見せてやるよ……メスの本当の姿を……」
川瀬は手を延ばしてそばに置いてあったビデオカメラの録画ボタンを押した。
それを三田村に見せることを意識しながら、更に激しく腰を使う。
「感じてんだろ?!もっと声出せよ!」
突き入れる度貪欲に絡みついてくる慶子の肉。
より深い快楽を肉体が求め始めているのだ。
上下から二人の男に攻められ、慶子の意識は朦朧としている。
「……あ…あぁ…も………あ…あかんっ……」
「……もっともっと泣き叫べ!……」
川瀬は慶子の腰をつかむと、けたたましい衝突音を響かせながら、激しく腰を打ち付け始めた。
「……あぁっ……あ…かぁん……イくうっ……イくぅ……」
「気持ちイイんだろ……?そう言ってみろよ……」
「……あぁ…やぁ…き…きもち……い……気持ちい…ぃ……」
「……めっちゃやらしい声や……ワシ……もう出そうやわ」
高橋も川瀬に煽られるように腰の動きを早めていく。
ズチュッズチュッ……という湿った音が幾重にも重なって部屋に響き渡る。
慶子の小さな身体は高橋と川瀬に交互に貫かれ、まるで壊れたマリオネットのようにガクガクと上下した。
「……あっ……あぁっ……この子のアナルむっちゃええわ……もう……イくでぇっ……!」
高橋が上擦った声を出しながら、腰を強く尻肉に叩きつける。
膣を掻き回している川瀬のペニスにも一瞬不気味な膨張感が襲い掛かり、熱い液体が腸内に大量に放たれたのがハッキリとわかった。
『モットモット―――ヨゴシテヤル―――!』
激しい怒りにも似た感情が一気に川瀬を飲み込もうとしていた。
「……ひぃっ……あぁっ……ああぁ!も…我慢……でき…ひんっ……いっ……イくうっ……イ……イくぅうっ!」
慶子が身体をビクビクと震わせながら奇妙なケモノのような声で絶叫する。
「……うっ…うぅっ…」
快楽とも歓喜ともほど遠い苛立ちの中、川瀬は熱くただれた膣の中にたたき付けるように大量の精を放った。
「……ああああぁっ……やああぁっ……イヤああぁっ!!中は…やめてぇっ」
必死にペニスを抜こうと左右に暴れる慶子の腰を更に引き寄せ、出来うる限り奥へと精液を注ぎ込んだ。
この清らかな女のカラダを
内側からも徹底的に汚すために―――――。