罰ゲーム 前編-5
男たちに弄られ舐め回されるほど湧きあがる強烈な渇望感。
手の自由がきかないせいで、その欲望は更に加速していく。
『ああ……三田村くん……私……今……あなたに愛撫されてるの……』
ずっと強張(こわば)っていたあいりの身体から、フッと力が抜ける。
その微妙な変化を目ざとく気付いた坂田が、ついにゲームの本当の始まりを告げた。
「さぁて……じゃあそろそろ本題といくぜ……覚悟しな……」
その言葉を合図に、いきなり誰かがあいりの両足を持ち上げて硬いモノを秘裂に押し当ててきた。
当然のことながら、あいりにはそれが誰なのか全くわからない。
「……本当に……するんですか……」
震えながら問い掛けるあいりを無視して、その男は肉棒の先端を割れ目にこすりつけてきた。
『―――誰?三田村くん?それとも……』
何のヒントも得られないまま、長くて大きなモノがズチュッという湿った音と共にあいりの中に侵入してきた。
「あっ……あううっ……」
下半身が肉で満たされる感覚に、思わず声が漏れてしまう。
男はあいりのウエストを強く引き寄せ、最奥まで自身の肉棒をぐぐっと突き入れると、すぐに腰を揺すり始めた。
「……あっ……ああっ……だ…誰……」
強烈な不安感と不快感。
しかしそれが三田村かもしれないと思うだけで、あいりの膣壁はその異物を愛おしむようにきゅうきゅうと締め付けてしまう。
何度も中を往復する肉の塊。
子宮の奥にまで当たるようなその硬いモノを受け入れながら、あいりはメンズフロアで見た三田村と理可のセックスを思い出していた。
あの時初めて見た、三田村のペニス。
あの美しくたくましい凶器が、今自分の中に入っているかもしれないのだ―――。
「み……三田……村くん……」
あいりは無意識のうちに三田村の名を呼んでいた。
その声に促されるように、男の動きがスピードを増し、バチンバチンと腰を叩きつける音が部屋の中に響き渡る。
全身を二人の男たちにまさぐられながらのセックス。
川瀬によって開発された無数の性感帯が、その刺激の全てに敏感に反応した。
数ヶ月前の自分ならば、こんな凌辱行為に感じてしまうようなことはなかったと思う。
しかし、一度性の深い喜びを知ってしまった肉体は、わずかな快楽を与えられればすぐにあいりを官能の渦の中へ引きずり落としてしまうのだった。
「……あっ……ああっ!………い……い……っ…み…みた…む…くん……っ…!」
いつしかあいりは、より深い快感を求めて自ら腰を上下に動かし始めていた。
「……すげぇ…エロいな……」
「……たまんねぇ……」
男たちの蔑むような声を聞きながらも、あいりは自分を止めることが出来なくなっていた。
一番好きな相手にこんな屈辱的な姿を見られているというのに、羞恥心よりも劣情のほうが激しく高ぶってしまっている。
「……ああん…ああっ……あああっ……」
ケモノのように呻きながら腰を激しく使うあいり。
その姿は美しい淫獣そのものだった。
狭い室内は異様な熱気がこもっている。
「んっ……うっ………!」
男が限界の呻き声を漏らしながら、一気にラストスパートをかけた。
蜜壷の中のペニスが急激に硬さを増しながら暴れ狂う。
「……ああっ……ダメ……いくぅ……三田…村くんっ……いっちゃうっ……あっ…あっ!……ああああっ!」
あいりの悲鳴と同時にペニスが身体から引き抜かれ、熱い液体が腹の上にぶちまけられた。