罰ゲーム 前編-3
「いやあっ!離してっ!」
泣き叫びながら必死の抵抗を試みたが、両側から強い力で押さえつけられ、ばたつかせた足は虚しく空を切った。
「今更逃げられないって!あきらめて大人しくしな!」
「そうそう。すぐにイイ思いさせてあげるからさ〜」
「っ……イヤッ!助けてっ!……み…三田村くん!」
「痛い思いしたくなかったら暴れんなよ!」
両方の足首をつかまれ、ニットを胸の上までガバッと捲りあげられた。
「ホラ!おっぱい見ーえたー!」
「エロい身体つきしてるなぁ。たまんねぇ」
「や……やめてっ!」
消えてしまいたいほど恥ずかしいのに、手の自由がきかないために隠すことすら出来ない。
「清純そうな顔なのにすげぇ乳してるなぁ!」
「乳首も立ってんじゃん!やーらしー」
坂田と上野が口々に叫び、脂ぎった手の平が身体中を這い始めた。
「いやっ……やあっ!……あっ……んああっ…ああっ……」
乳房を撫で回すベタベタとした不快な感触と、その先端の蕾に与えられる甘く切ない刺激。
感じまいと必死に唇を噛んでも、声が自然に漏れてしまう。
「もう喘いでんじゃん。お高そうに見えて思ったより簡単だな」
坂田がズケズケと屈辱的な言葉を並べ立てる。
「下も濡れまくってんじゃねぇ?早いとこ確かめようぜ!」
「はい!ご開帳〜!」
「やああっ!…やめてぇ……」
卑猥な笑い声とともに勢いよくスカートが捲り上げられ、両足を大きくM字に広げられた。
その瞬間、つうっ――と床に滴り落ちる恥蜜の雫。
剥き出しの股間が恥ずかしいほど濡れてしまっているのが自分でもわかる。
「ぐちょ濡れじゃん。こんなに糸引いてるぜ。ホラホラ!」
「…や…っ…やめて…言わないで……」
「ククッ……物欲しそうにヒクヒクしてらぁ……お前ちょっと弄ってやれよ」
坂田の声に促されるように、誰かの手があいりの股間に伸びてきた。
四本の指先が、ゆっくりと円を描くように花弁全体を撫で回し始める。
「……んっ…ああっ……」
いきなり乱暴に引っ掻き回されることを覚悟していたのに、予想外に優しげなその手つきに思わず声が漏れてしまう。
「――だ…誰……あっ……」
確かめる暇もなく、また別の指が濡れたラビアを掻き分けて中に侵入して来た。
先に陰部を撫で回していた指は、今度はクリトリスの先を小刻みに弾き始める。
それぞれ別の意志をもって、中と外からあいりを攻め立てる二本の指。