仕組まれた王様ゲーム-4
「はい終了〜!」
長い3分がようやく終わり、息つく暇もなく次のクジを無理矢理ひかされる。
「じゃあ次は1番が下着を全部脱ぐ!」
坂田が「王」と書いた割り箸を高々と上げながら大きな声で叫んだ。
ついに出された脱衣の命令。
ゲームは更に次の段階に進もうとしているのだ。
当然、1番をひいたのはあいりだ。
「……し……下着を……脱ぐんですか……ここで……」
その悪魔のような命令に、さすがのあいりもすべての酔いがいっぺんにさめてしまいそうなほど激しく動揺していた。
全身の性感帯に繰り返し与えられ続けた刺激と、それに触発された淫靡な妄想のせいか、あいりの下着はありえないくらいぐっしょり濡れてしまっている。
こんな下着を見られたら、坂田と上野にすぐにでも犯されかねないという気がした。
「脱ぐ」という行為そのものよりも、これほどまでに自分が濡れてしまっている事実を二人に知られてしまうことにあいりは強い抵抗を感じていた。
「自分で脱げなきゃ俺たちが脱がしてあげるよ」
上野が鼻息荒くあいりの身体にしがみついて、ニットの下から背中に手を入れて来た。
「やっ……やめて……」
言い終わらないうちにカギホックがあっけなくはずされ、ストラップレスのブラがすとんと下に落ちた。
「か〜わいいブラジャー!」
「……あっ……ダメ……」
急に締め付けを失った乳房がひどく無防備に感じられて、あいりは思わず胸元を押さえてかがみこんだ。
「さあ次はパンティだよ〜」
坂田がスカートに手をかけようとにじり寄ってくる。
「じ、自分で脱ぎますから!」
危険を感じて思わず立ち上がるあいり。坂田と上野はあいりのそんな必死の形相をニヤニヤしなが見上げている。
「へえ。積極的じゃん。じゃあ俺たちの前で脱いでみせてよ」
「いいねぇ。あいりちゃんのストリップショーだ」
下品な野次が飛び交う中、あいりは意を決してスカートの脇を少しまくりあげ、自らの下着に手をかけた。
羞恥と屈辱で膝が小刻みに震えている。
「早く脱げぇ!」
「もったいぶんなよ!」
少しずつ乱暴になる二人の野次。
前に屈めば大きく開いたニットの胸元からノーブラの乳房がまる見えになってしまう。
ちょっとでも二人の視線に曝される部分を少なくしようと身体をよじるようにしながら、あいりはパンティを一気に足首まで下ろした。
しっぽりと濡れた股間を覆っていた薄布が突然取り払われて、熱を帯びていたラビアが一瞬すうっと冷たくなった。
スカートの下にたった一枚の布きれがないだけで、まるで全て丸見えになってしまったような錯覚を覚える。
実際、この柔らかな薄い素材のスカートを数十センチ捲りあげれば、その下にはいきなりぐっしょりと濡れそぼった陰毛が黒々と露出しているのだ。
「……ぬ、脱ぎました」
濡れた下着を見られないよう、出来るだけ小さく丸めて背後に隠そうとしたが、その動作を目ざとく見ていた坂田にあっけなく奪い取られてしまった。