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サノバ・ビッチ
【レイプ 官能小説】

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麻理-2

何をしているのかはよくわからなかった。

始めは男が母をいじめているのだと思った。

母が男にのしかかられ、苦痛に顔を歪めて悲鳴をあげているように見えたのだ。

だが、すぐにそうではないということがわかった。

母の上で盛んに腰をふる男。

母はその下で大きく脚を広げてうめき声をあげている。

耳をすますとその声は

「……ああっ……いいわ……もっと……もっと……」

………と言っているように聞こえた。


俺は恐くなって、慌てて踵を返すと、近所の公園に向かって走り出した。


裸で悶える母の姿はいつもの母とはまるで違っていて、まるで何かにとりつかれているかのように見えた。


しかしその恐怖感と同時に、自分の中になんともいえない甘く切ない衝動が湧き上がっていることに俺は気付いていた。


「ケダモノのような母親の姿に興奮してしている」―――その事実が、なお一層俺自身を怯えさせた。



薄暗い公園のブランコで一時間ほど過ごしただろうか。


いつも以上にみじめな気持ちで家に帰ると、母が普段と同じ優しい笑顔で俺を出迎えた。さっきのケモノのようなメスの気配は微塵も感じられなかった。



あの男の姿はすでになく―――来客があった日はいつもそうだったのだが―――普段より少し豪華な夕食が食卓に並んでいた。

その日は大好きなハンバーグだったが、俺はひどい吐き気に襲われて、一口もそれを受け付けなかった。





あれから一ヶ月………。

今日の男もまた母と「あれ」をやるのだ。


俺はもう決して逃げないと心に誓い、窓にぴったりと額をつけた。

いや本当はそれよりも、もう一度あの淫靡な母の姿を見たいという薄汚い欲望が、俺の中に渦巻いていたのだ。




男がやにわに母の唇に吸い付いた。

『……ああ、やっぱりそうなんだ……』

予想はしていたが、実際母のその姿を見ると、俺の胸はひりひりと痛んだ。

まるで卑猥な無声映画のように、二人は音もなく畳の上に倒れこむ。


男が舌を激しく絡めながら母の身体に完全に覆いかぶさった。

母はうっとりと目を閉じ、自ら唇を開いて男の舌を受け入れている。

男が母のブラウスをたくしあげてブラジャーをずり上げると、豊かな乳房が恥じらいもなく飛び出した。

赤みを帯びた乳頭が異様に卑猥に感じられる。

男は顔を乳房のほうへと移動させ、赤ん坊のようにその先端に吸いついた。

あいているほうの乳房は男の手の平でぐにゃぐにゃと強く揉みしだかれている。

母の身体がびくびくと痙攣して、切なげな喘ぎ声が俺の耳にもはっきり聞こえてきた。

俺はまた股間がカアッと熱くなるのを感じていた。


ペニスがむくむくと立ち上がり、むず痒いような感覚が下半身を支配する。

どうしていいかわからないまま、俺はズボンの上から硬くなったペニスをゴシゴシとこすりたてた。




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