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デパガあいり
【レイプ 官能小説】

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嫉妬と誘惑-9

理可の淫裂の内襞が、腰の動きに合わせて変幻自在に三田村を締め上げる。

「……ううっ…ああっ……」


男の喘ぎ声がこんなにもセクシーなものだということを理可は知らなかった。



眉根をひそめる三田村の表情が歪めば歪むほど、加虐心が強烈に刺激される。



もっと聞かせて………
三田村のいやらしい声を……



三田村は身動きがとれない状態で苦しげに理可を見上げている。

理可は三田村の目を挑発的に見つめながら、腰の上で円を描くように結合部をグラインドさせ始めた。



両手で自分の乳房を寄せるように揉み回し、指先で乳首を攻め立てながら激しく腰を振る。

繋がりながら快楽を貪る淫らな自分の姿を、もっともっと三田村に見せつけたいという欲望が湧き上がっていた。

「……あああっ……み…三田村……あたしを…見て……あっ……はあああっ……!」

意思とは無関係に腰の動きがだんだん速くなり、血液が逆流するほどの快感に身体が痺れる。



「……あかん……イきそうや……」

呻くように口から漏れた三田村の関西弁が、飾り気のないぶんひどくセクシーに聞こえて、理可の快感が一気に高まった。


「まって……私もイくから……」

川瀬に教えこまれて自分で一番よくわかっている快感のスポット。


そこに爆発寸前の三田村の肉杭をこすりつけるように、小刻みに腰をゆらす。

密集する敏感な肉の突起が三田村の亀頭を前後左右からうねるように締め付け、快感の大きな波が二人を一度に飲み込んでいく。

「……あ…も…あかんっ……」

「ああっ……み…三田村っ…あああっ……イ…イクうっ……!」

理可が達すると同時に、三田村は必死で理可の腰を持ち上げペニスを抜き取った。

その直後、白濁した液体が先端からほとばしり、黒いソファーに飛び散った。






―――長い沈黙のあと、三田村の胸板にしなだれかかったまま理可が言った。


「……これを知ったら、藤本あいりはどう思うかしら……」


この男を絶望させるには十分なはずの言葉………しかし三田村の表情は意外なほど動かなかった。

まるで抜け殻になってしまったかのような虚ろな目で天井をぼんやりと見つめている。

その青ざめた横顔には、むしろ「どうにでもすればいい」という投げやりな表情が浮かんでいるようにさえ見えた。



「さあ――――何も……思わないんじゃないですか……」


「………どうして?彼女なんでしょう?」


三田村の反応の意味が理解出来ずに、理可は戸惑った。

三田村とあいりは付き合っているのではないのか?

自分の彼女だからこそ三田村は身体をはってあいりを守ろうとしたのではないのか――――?


「僕と藤本には……何もありませんよ……ただの……同僚です……」


「ただの同僚……?あなた……同僚のために…こんなことまでしたの……?」


あるいはあいりの存在など無関係に、三田村は自分を抱きたいと思ってくれたのかもしれない――――理可の胸に、一瞬だけそんな淡い期待がよぎった。



自分でも思いがけないくらい、理可は三田村という男に強く惹かれ始めている。


しかし三田村は、理可の問い掛けにしばらく黙って考えこんでから、ふっと自嘲するような笑みを浮かべてゆっくりとこう答えた。



「……そうですね……僕は……自分が思てる以上に……あいつのことが……好きなんかもしれません……」




三田村の肉体をほしいままにすれば満たされると思っていた。


しかしそうなった今、言いようのない虚しさだけが理可を包みこんでいる。

三田村の悲しげな横顔が、理可の胸を切なく締め付けていた。







END



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