羞恥の電車通勤-9
「ひっ……ひぃ……はああっ」
未知なる感覚にあいりは小さな悲鳴をあげた。
禁断の花蕾は初めての刺激に怯えて身をすくめるようにきゅっとすぼまった。
「……姉ちゃんのケツ…よう締まってカワイイなぁ……」
尻を嬲っている男が、わざと周りに聞こえるような大きな声で言う。
その屈辱的な言葉にさえ、あいりは身体の芯が燃えるような快感を覚えていた。
別々の男たちに乳房とヴァギナとアヌスを凌辱される自分―――。
しかもこんな公共の場所で、恥ずかしい姿をたくさんの人に晒しながら―――。
その異常なシチュエーションにあいりは今まで感じたことのない新たな快感を得ていた。
あいりの中の淫魔は完全に檻から解き放たれている。
『……あぁ…ダメ…感じてしまう……』
あいりがそう思った瞬間、アヌスを揉んでいた指先がヌルリと中へ侵入してきた。
「………んっ!……ああっ!」
全身に絶え間無く襲い掛かる愛撫が、緊張で収縮しそうになる括約筋を他愛なく緩めてしまう。
慣れた手つきで直腸を押し広げながら入ってくる太く毛深い指。
膣よりも遥かに敏感なその粘膜に与えられる淫靡な摩擦。
その排便感にも似た強烈な快感は、濡れた砂糖菓子のように脆くなっていたあいりの最後の精神力をあっさり崩壊させてしまった。
『……ああ…もっと…もっと身体中をぐちゃぐちゃに掻き回して欲しい……』
あいりは自ら誘うようにはだけた胸を前に突き出し、より深い快感を探るように腰をいやらしくくねらせ始めた。
「……なんだよ…気持ちいいのか?……」
「お姉さん…すごくいやらしいよ……」
「どうしてほしいのか言ってみろよ……」
三人の男たちが、あいりの身体をまさぐりながら口々に耳元で囁く。
「あぁ……も…もっと…もっと……触って……」
あいりがついに自らその言葉を口にした瞬間、周りで見ていた数人の男たちが一斉にあいりに群がってきた。
ブラウスをほとんど脱がされ、いやらしい下着姿を完全に晒した状態で左右の胸を何人もの男に揉みしだかれる。
めくり上げられたスカートの中では、数人の手が尻の上を這い回っていた。
アヌスとヴァギナには入れ代わり立ち代わり次々と数本の指が挿入され、あぶれた男たちの手は太ももや陰唇をまさぐる。
もう何人に触られているのかわからないほど無数の手があいりの身体を這い回っていた。
『……ああ…汚れてく…私の身体……た…助けて……み…三田村くん……』
あいりが心の中で三田村の名を呼んだ瞬間―――クリトリスを圧迫しているあのローターが、これまでで一番激しく振動し始めた。