新入社員歓迎会-8
『――三田村くん――』
あいりはすがるような眼差しで三田村を一生懸命見つめたが、三田村は立ち上がってあいりを助けに来る気配はなかった。
どうして……どうして助けてくれないの……。
三田村も他の男たちと同じようにいやらしい目で自分がセクハラを受ける姿を楽しんで見ているのだろうか。
その時、中森の指がついにあいりのパンティを掠めた。
「――あっ――」
もう一方の手も完全に遠慮がなくなり、脇の下から大胆に乳房を揉みはじめる。
ブラジャーのガードを完全に失い、あいりの胸と中森の手を隔てるものは薄手のニット一枚のみ。
中森の指一本一本の卑猥な動きが、ダイレクトにあいりの柔らかな膨らみに伝わってくる。
「……あ…や…やめてください…」
『ああ……ダメ……三田村くんが見てる……』
「ここはどんな具合かな…?」
中森の右手がクロッチの上から割れ目のあたりをゆっくりとなぞりあげる。
「……あっ……いやっ…し…支配人……っ」
スカートの中でどんどんエスカレートする中森の行為。
まわりの男たちは妄想を膨らませながら嫌らしい目つきで中森の手の動きにじっと見入っている。
「……いいなぁ…支配人……」
「……今年は特に上玉だからな」
中森の指は、下着の上から肥大してしまったあいりのクリトリスを的確に刺激してくる。
その度に情けないほどの淫液が次々と体内から溢れてくるのが自分でもわかった。
『……ああ…三田村くん…見ないで……』
こんな辱めをうけながら濡れていることを、三田村に気付かれてしまう―――。
そう思った途端、あいりの中に言いようのない快感が押し寄せて来た。
「三田村に見られている」という事実があいりにある種の倒錯した快楽を呼び起こし始めていた。
『恥ずかしいはずなのに……この感覚は何……?』
その一瞬の心の隙をつくように、川瀬があいりの両膝をつかんでぐいと開かせた。
「…あっ…や…やめ…」
その拍子に中森の指がついにパンティの脇から中へと侵入した。
「……はああっ……いやあっ……!」
悲鳴をあげるあいり。
男たちが一斉に身を乗り出す。
中森の指先は、溢れ出る淫蜜のぬるつきを窮屈なパンティの中で愉しむかのように、陰核と秘裂をねちっこくこねまわしはじめた。
「ああっ……はあっ……ああっ……」
唇をキュッと噛みながらもこらえきれずに甘い吐息をもらすあいり。
「ほう……すごいことになってるなぁ。川瀬くんも上司として確認したらどうだ」
「支配人命令とあらば……」
中森に促され、反対側の脇から川瀬の指が下着の中へ侵入してきた。