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デパガあいり
【レイプ 官能小説】

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三田村真吾の憂鬱-8

「俺のはそんなのとはレベルが違うんだって!」

辰巳は全く気にとめる様子はなく、ニヤつきながら携帯に画像を表示すると半ば強制的に三田村に手渡した。


「なんやねん……レベル……て………………!?」


次の瞬間、三田村は驚愕のあまり言葉を失った。

そこに映し出されている破廉恥な姿。
修正なしではっきりと細部まで写っている陰部。

横顔しか写っていなかったが、それが藤本あいりであることは間違いなさそうだった。


しかも腕や腰にくしゃくしゃにまとわり付いているのは、三田村が毎日見慣れているTデパートの制服だった。


「な……お前……これ……どうしたんや……」


「それはちょっと言えないけどな。すげえお宝画像だろ?」

辰巳はニヤニヤ勝ち誇ったような笑いを浮かべて三田村の反応を見ている。


三田村の頭に、金曜の夜の出来事が蘇ってきた。




あの日の夜、三田村が退社しようとした時ちょうどあいりが苦情処理から帰ってきたのだが……あの時のあいりの様子はどう見ても普通ではなかった。

事務員の話ではあいりが出掛けたのは夕方四時ごろ――単なる苦情処理にしては時間がかかりすぎている。

それにあいりのあの乱れた髪と憔悴しきった表情―――コートの下からのぞいていた素足が異様に寒々しく、手首には不自然な傷が幾筋もついていた。

まるで何かで縛りつけられていたような―――。

「お前――お前まさか……あいりちゃんになんかしたんか!?」

自分でも驚くほど大きな声が出ていた。

あの日、休憩室で缶コーヒーを握りしめてぽろぽろと涙をこぼしていたあいりの顔が蘇る。

見知らぬ男に制服の上から身体を触られただけでもあんなに怯えていたあいり。

その清純そうな雰囲気と、目の前の卑猥すぎる写真がどうしても結び付かない。

一見こういうプレイに興じている写真に見えなくもないが、普段のあいりをよく知る三田村から見れば、これは誰かに無理矢理撮られた写真のように思えてならなかった。

身動き出来ないように両手を縛られ、あられもない姿を晒すあいり。

一体誰がこんな卑劣なことを――。


もともと人一倍正義感が強い三田村は、このおぞましい写真に強烈な憤りを感じていた。





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