三田村真吾の憂鬱-2
そのけがれない肉体を無理矢理こじ開けて舌を這わせているという罪悪感と、目の前の性器が微かに放つ甘酸っぱいようなメスの匂いが三田村を激しく興奮させる。
慶子が放つ淫靡な香りをもっと強く感じようと、三田村はふわふわした薄い陰毛の中に鼻を埋めるようにこすりつけながら、更に深くクリトリスをくわえこんだ。
「……あっ……ああっ……」
コリコリとした軟骨のような肉芽を、唇で柔らかく包んだまま舌で小刻みに弾くと、純情な慶子の身体は驚くほど他愛なく反応する。
「……ハアッ…慶子…もっと感じて……」
息を吸う暇さえ惜しんで三田村はその部分を夢中で舐め続けた。
「……あ……ぁっ…真…ちゃ…き…気持ち…い…」
全身で最も感じる部分に集中的に与えられる小刻みな振動。
指の愛撫だけではありえないような強い刺激に、慶子もついに観念したように快感を受け入れた。
「……感じてくれたん……?」
ラビアをそっとめくって確かめてみると、慶子の言葉を証明するかのようにさっきまで渇きかけていたヴァギナからは新しい愛蜜がとろりと溢れ出してシーツに小さな染みを作っていた。
「……ハァ…慶子…大好きや……」
従順な反応に、愛おしさで胸が熱くなる。
三田村は再び慶子の上に重なると、先端から欲情をしたたらせている己のペニスを可憐な蜜口にあてがった。
結婚の約束をして以来、避妊具は使っていない。亀頭に直接伝わってくる生暖かい慶子の体温が、三田村の興奮を更に高めていく。
「……痛かったら…言いや……」
三田村は慶子の表情を見ながら、窮屈な亀裂に慎重に腰を沈めていった。
まるで幼い少女のように、狭く小さな慶子の秘裂。
ガラス細工のようなか細いその身体は、きつく抱いたら簡単に壊れてしまいそうな気がする。
処女のように固く閉じていた部分がようやく少しずつ押し拡げられて、快感の証である滑らかな体液が奥のほうからも湧水のように流れ出てきた。
屹立した三田村の欲望を全身できゅうっと抱きしめるように、慶子の内部が優しく締め付けてくる。
「……あぁ…慶子…早くこうしたかったわ……」
「……真ちゃん……」
慶子の透き通るような肌が微かに紅潮していく。
「……ええ気持ちや……」
本当はもっと甘い言葉をかけてやりたいのだが、下半身を支配する直接的な快感に、つい理性よりも肉欲が先走ってしまう。
ゆっくりと腰を動かすと、慶子の形のいい乳房が煽情的に上下に揺れ始めた。