恥辱の新入社員研修-6
それを敏感に感じ取った川瀬は、突然声を荒げ厳しい口調であいりを怒鳴りつけた。
「お前なめてんのか!」
ビクリと身体を震わせるあいり。
「……着替えろ」
川瀬はあらかじめ準備しておいた制服と下着を取り出した。
ここからが川瀬の本当の目的だ。
「こんなみっともない格好でフロアに出せるか!早く!」
「……は、はい。すぐ行ってきます……」
あいりが慌てて着替えを受け取ろうと手を伸ばすと、更に鋭い叱責が飛んだ。
「何だ?お前ちんたら更衣室まで行くつもりか?今ここで着替えるんだよ!もうすぐ開店だぞ!時間がないんだから早くしろ!」
確かにフロアの一番奥のこの場所から、更衣室に行って着替えて戻るにはかなりの時間がかかることが予想される。
それも計算に入れた上での川瀬の要求である。
あいりに選択肢はなかった。
二人のいる空間は、天井まで届きそうな段ボールで囲まれた二畳ほどのスペース。隠れる場所などどこにもない。
川瀬はあいりが眼の前で着替えるのが当たり前だといわんばかりに平然としている。
婦人服を扱う男性は女性の着替えなんてなんとも感じないのかも……主任は部下を指導するのが仕事なんだから……これくらいのことはきっと当たり前なんだわ……。
あいりは自分を納得させるために自分自身に言い聞かせながら、ブラウスのボタンをはずしはじめた。
川瀬は腕組みしたままじっとそれを眺めている。
ブラウスを脱ぐと、ブラジャーからはみ出さんばかりの美乳が川瀬の眼の前に曝された。
なんとか手で隠そうとしている姿が加虐心をあおる。
――隠そうとするなら隠せないように素っ裸にしてやるまでだ――
あいりはせめて上半身と下半身を別々に着替えて、少しでも肌の露出を減らしたいと思っていたのだが、川瀬はいっこうに着替えを渡そうとはしない。
つまり全裸になるしかないということだ。
次こそは一枚だけでも着替えを渡してもらえるかもしれない……。
祈るような気持ちでパンストとパンティを順にゆっくり脱いでいく。
もはや身につけているのはブラジャーとタイトスカートのみになった。
救いを求めるように川瀬を見たが、着替えを手渡してくれる気配はまだない。
「早く脱げよ」
有無を言わせない川瀬の口調。あいりは絶望的な気持ちでブラジャーのホックに手をかけた。
川瀬の視線があいりの胸元に集中しているのがわかる。
見られている部分が燃えるように熱くほてってくる。
ぷつりとホックが外れ、締め付けを失った美乳が解放されて無邪気にぷるんと飛び出した。
そしてその先端は、まるで自ら愛撫をおねだりするかのようにピンと上を向いて立ち上がっていた。