募る思い-7
翌朝、事務所から出ると、出勤して事務服に着替えた雅江と京香とすれ違う。
「おはようございます。」
朝らしい笑顔だ。
「おはようございます。」
昨日燃えた事務服にドキドキする。ほわんと香るいつものいい匂いに何とも言えない気持ちになる。
すると雅江が京香に話した。
「何か事務服がカビ臭いのよねぇ…。」
「今そういう時期ですからね。」
カビ臭い…それは健太郎にはピンときた。
(俺の精子の匂いだ…!俺の精子の匂いを雅江が嗅いだ…)
ゾクッとした。
事務所に戻り、机に座り、自分の斜め左前方でデスクワークをする雅江をチラッと見る。
(俺がオナニーで使って精子で汚れた事務服を着て仕事してる…。)
訳もなく勃起してきた。仕事どころではない。チラチラと何回も雅江を見てしまう。
(あんな美人なのに、オマ○コ臭いんだもんなぁ…。ヘヘヘ)
雅江をオマ○コが臭い女だと決めつけるとたまらなさを感じる。本人と出来なくても、雅江を汚す事はできるという事を覚えてしまった健太郎だった。