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続・聖夜
【その他 官能小説】

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続・聖夜(前編)-8

…あっ…ああっ…

掻き切られた陰部の襞に、粘りつくように男のペニスが吸いつく。


一瞬、ペニスが小刻みな痙攣を始める…。するとペニスの血流がどくどくと脈打ちながら、生ぬ
るい精液が弾けるように迸る。

その精液は、まるで襞に群がる無数の蟻のように蠢き、身震いするような濃密な痛みをともない
ながらも、渇ききった私の中を癒すようにねっとりと注ぎ込まれていった。



数人の男たちは、入れ替わりながら何度となく私を犯し続けた。

彼らのペニスを含みながらも、私の中は、しだいに気だるい痺れと褪せた欲情の欠片だけが、
深い霧のような靄に覆われ、重く澱んでいく…。


私は数人の男たちにレイプされ続け、噎せるような嘔吐を繰り返し、やがて気を失った…。
そして、寒気がするほど白々しい空白の時間に吸い込まれるように、私は深い悪夢に堕ちて
いったのだった。



眩暈がするような遙かな蒼穹が渦を巻いていた。そのとき、空から堕ちてきたものは、羽を
毟られた鳥だったのだろうか…。

のっぺりとした臓物の塊のような奇怪な鳥は、私の開いた白い太腿の付け根のあいだで微かに
蠢いている。その尖った嘴が、すでに私の淫唇をつつき始めていた。銀色の淡い光を放つ陰毛
がそそり立ち、嘴でえぐられた赤い舌のような秘肉が淫靡に爛れていた。

蛇の生肌のような鳥の頭が、私の淫唇のなかに潜り込もうともがいている。胴体を窄め、烈し
く身を揺する鳥は、少しずつ私の膣肉に包まれていく…。


そのとき私は、なぜか石棺のように硬化した自分の子宮を強く感じた…。


白骨化し始めた私の子宮は、私を蝕んでいた性の追憶と忘却を混在させながら、やがて無機質
な水晶のように凝固していく。

腐敗しきった黄土色の精液が、皺に刻まれた膣の中で湿った雲海となり渦を巻いていた。凍て
ついた白骨の子宮の果ては、やがて黄昏色に変わり、砂塵となってもの悲しい風に運ばれてい
くのだ…。


聞こえてきたのは、私の心の囀りだったのか…

いや…違う…。

それは、砂塵となって消えていく私の子宮が、天空で戯れながら淫窟の果てから悲愴に充ちた
音楽を奏で始めていたのだった。


やがて、私の性の傀儡たちが、枯渇した欲情の淵で歌い踊り始める…。

傀儡たちは、冷たい精液の破片におおわれた肉襞を貪りながら、死に絶える寸前の狂った踊りを
繰り返す。




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