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冥界ハンターズ/愛しのお菊ちゃん2
【ファンタジー 官能小説】

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猫蜘蛛?蜘蛛猫??-9

『シャァァァァ!』
蜘蛛は鳴かないけど…猫は鳴く。

なんてお気楽な事を考えてる場合じゃない!

猫蜘蛛の一匹が文字通り飛びかかってきたぁ!
凄いジャンプ力だ。

けど…。
「シャイニングスパークリングワイン改っ!!」
ちょっと長いなこの名前。
アッパーカットで突き上げた拳。
その拳で飛びかかってきた猫蜘蛛を弾き飛ばす僕。

お菊ちゃんは…。
「徳川家家臣伊坂左右衛門が娘、菊!参ります!」
おお!この名乗りは新パターンだ。
くるりと横に一回転して舞いを舞うみたいに猫蜘蛛の群れの中に斬り込んでく。
いつも以上に本気だ。

「トシキック!!」
これは安直。
地面で飛び上がる準備をしている一匹に向けて飛び蹴りだぁ。
ブッチュって。
嫌な感触を残して潰れる猫蜘蛛。
そしてシューって消えてく。

お菊ちゃんは右から左、左から右。
気まぐれな独楽みたいに身体を回転させ、斬りまくってる。
緑色の体液を撒き散らし斬り裂かれる猫蜘蛛。
その斬りカスも体液もシューシュー消えてってる。
けど。
凄いなぁ。
お菊ちゃん…腕前が激上がってるよ。

女の子に負けてる訳にはいないよね。
僕も。
飛んで!這って!襲いくる猫蜘蛛を。
サマになった格好で殴るし、蹴るし。
結構強いでしょ。

んな感じで暴れ続ける僕とお菊ちゃん。
けど何匹いんだよ…猫蜘蛛。
かなりやっつけたのに。
まだまだウジャウジャいる。
さすがにちょっと疲れが出てきた僕やお菊ちゃん。

「もう!何匹いんだよ!」
愚痴りながら目の前の猫蜘蛛を殴りつけた時。
ドサッ!
「うわ!うわぁぁ!」
僕の背中にたぶん猫蜘蛛がガバッと貼り付いてきた。
「わ!噛まれる!噛まれるぅ!」
バタバタともがき、猫蜘蛛を払い落とそうする僕。
けど…落ちない。


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