禁じられた恋と性(4)-1
トモミとの約束がない休日などには、私は寂しくなる。
しかし、日頃の罪滅ぼしのつもりで、私は最大限の家庭サービスをしている。
本当にそんな私を知ったら、人は私を(偽善者)と言うだろう。
しかし、私はそれでもかまわない。
この歳になり、娘と同じ年のトモミを淫獣のように裸にして犯し、
精液が枯れるほど彼女と結合して果てることが出来るのだ。
彼女の可愛い顔と、はち切れそうな若鮎のような肉体を享受している今、
私には何も要らない、何も欲しくはない。
トモミさえ居ればいい、と私は心からそう思っているのだ。
そのトモミを、私は始めから性的な対象にしたわけではない。
それは、本当に偶然だった。
その日は秋になりかけた台風のシーズンの真っ盛りだった。
私は、その日は仕事で出張だったが、前の日から台風が来ており
早々に打ち合わせを切り上げ、
駅からタクシーを拾い、いつもよりも早めに家に帰ろうとした時だった。
私は娘の友達のトモミを偶然見つけた、
彼女は道端で、途方に暮れながら傘も差さずに、ズブ濡れで立っていたのだ。
急な土砂降りに、傘を持たないトモミは途方に暮れていた。
私は思わず、トモミに呼びかけたのだ。
「お〜い!トモミちゃん・・おじさんだよ、アヤカの、おいで」
トモミは驚いて辺りを見渡していたが、私を見つけると手を振った。
「あっ!アヤカのお父さん」
そう言ってトモミは雨を気にしながら、
私が立っているタクシー乗り場にやってきた。
私も少し濡れていたが、トモミは着ている物がびしょ濡れだった。
「凄い雨だね、急に振ってきて、あぁ・・びしょ濡れだ、風邪を引くよ、
一緒に乗ろう、送って上げるから、傘は?」
「強い風で壊れたの、でも、良いの?おじさま」
「何を言ってるんだ、水くさいじゃないか、どこかの帰り?」
「はい・・」
何故か、いつものようにトモミには元気がなかった。
トモミは、娘のアヤカの友達であり、時々家に来るので私は知っている。