第2章 落とし穴-7
(しかし、こうやって見ると、スタイルといい肌艶といい、本当スケベな身体してるぜ)
頭上で拘束されたままの由紀は、その白い手をギュッと握っている。そこには指輪が光っていた。
和夫の長大なモノを激しく出し入れされて、由紀の顔は、苦悶の表情を浮かべながらも次第に内心の恍惚度を示すような色に染まり始めていた。
身体を揺さぶられるたびに、白い張りのある美乳が揺れる。その先端はぴんぴんに尖り、由紀の興奮状態を如実に物語っていた
さらに視線を下ろすと――
恥毛に深々と覆われた股間を互いに密着させたまま2人の性器がしっかりと結合している。それは、和夫のモノが太いからというだけではない。由紀の柔肉がまるで吸盤のように和夫の根元に吸い付き、放さないのだ。それは、自分を悦ばせてくれる牡に対する牝の本能の現れのようだった。
そんな由紀の反応に和夫は今まで感じたことのない征服感に酔っていた。
突然、強烈な射精感が和夫を襲った。それは和夫の黒い欲望がさらなる征服感を求めているようだった。
「ハァ、ハァ、ハァ……もう我慢できねえよ奥さん」
和夫は腰を激しく律動させる。
「いやッ、ダメッ……それだけはゆるして……」
和夫の言葉に、一瞬我に帰った由紀は、悲鳴とも喘ぎともつかない声を上げている。
「もう、遅いよ奥さん……ハァ、ハァ、ハァ……」
和夫の荒い息と由紀の啼き声に、ソファの軋みが入り混じって部屋中に響き渡る。
「あぁぁ……おねがい……中だけは……あぁッ……あぁッ……中だけは……許して……」
しかし、由紀の腰は和夫に密着したままだ。その上さらに和夫の根元への吸い付きが強くなったように感じられ、和夫は我慢の限界を超えた。
……!
……!!
……!!!
和夫の薄汚い欲望が由紀の胎内を穢していく……
「あぁぁぁ……」
深い諦めのような息を漏らす由紀。しかし、それにはどこか満ち足りたようなものも混じっていた。
和夫が身体を放し、拘束を解いても由紀はグッタリしたまま、ソファから投げ出した足を小さく痙攣させていた。
「奥さん、犯されて中出しされてイッちまったのか?さすが、欲求不満のMの人妻だな。へへっ」
和夫は、2人の精液でべっとりと汚れた由紀の股間を携帯で撮影した。
「奥さん、今日のことは2人の秘密だぜ」
これにお前の全てが収まっていると言わんばかりに携帯を見せ付けると、脱ぎ散らかした服を着る和夫。
「しかし、奥さん、相当溜まってたんだな。明日も旦那の代わりにたっぷり可愛がってやるからよ。楽しみにしてな」
そう言い捨て、和夫は部屋を後にした。
(今年は最高の夏休みだぜ。へへへっ)
明日は由紀をどうやって虐めてやろうかと妄想を膨らませながら自分の部屋へ帰る和夫であった。
【続く】