第２章 落とし穴-6
和夫は、ショートパンツと下着を脱いでしまう。すると、だらしなく弛んだ下腹、毛深い下半身、そして赤黒くグロテスクに屹立した肉棒を露出する。
「奥さ〜ん、どうだい、俺のチンポは。旦那のと比べても満更でもないでしょ〜」
事実、和夫のそれは長大で、人並み外れて大きなサイズであった。その巨根だけが和夫にとって唯一自慢できるものであったのだ
頭上で両手を拘束され抵抗できない由紀は、それまでの下半身への刺激に目を潤ませ、紅潮し、汗ばんだ顔に怯えを浮かべ、イヤイヤするように顔を左右に振っている。それを見下ろす和夫はますます高揚してきたのか、目はギラつき、肉棒が猛り立つように激しく脈打っていた。
「俺のこれで、奥さんのドスケベマンコ、たっぷり可愛がってやるからよ。へへっ」
肉棒の先端が由紀の深い恥毛の中に埋まる。
「いやッ、やめて……それだけは、許して……」
「旦那に満足させてもらってないんだろう？代わりに俺が満足させてやるからよ」
和夫は一気に由紀を貫いてしまう。
「いッ……うんっっ……」
遂に貞操を奪われてしまった由紀が悲鳴混じりに呻く。こんな巨根を埋められるのは初めてなのだろう、眉間に皺がより、清楚な顔が歪んだ。
和夫は腰を引き、中に入れたモノをいったん抜く。
「あぁ……」
赤黒い先端が由紀の入り口を抉り、抜けた瞬間、由紀の口から切なげな吐息が漏れた。
「ほうら、奥さん。こうだっ！」
和夫は、また肉棒を一気に中へ突っ込む。
「ああんッ……」
今度ははっきりと、男との性交を受け入れるかのような女の声を出し、身体を反り返らせた。
しかし、和夫はまた引き抜いてしまう。
「あんっ……」
和夫の眼下にある由紀の顔から怯えは消え去っていた。その代わりに、軽く目を閉じ、小さく開いた口から吐息を漏らしながら、次なる一撃を期待するような表情になっていた。
和夫は、今度はゆっくりと、ゆっくりと腰を沈めていく。
「あぁぁぁん……」
由紀が身体を捩じらせ、反らせながら、満たされたような声を出した。
「へへっ。旦那以外のチンポぶち込まれて嬉しそうな声出しやがって。奥さん、相当溜まってるんだな」
「違う……ちがう……もう、許して……あっっ……」
抗う由紀の声は弱々しいだけでなく、あろうことに和夫のモノで抉られ、反応してしまう。
「しかも、縛られて犯されているのに、オマンコは嬉しそうじゃねえか」
和夫は腰を大きくグラインドさせながら、肉棒を注送させる。
ヌチャ……ヌチャ……ヌチャ……
由紀の秘所から男を受け入れることを認めた女の音が立ち始めた。
「はぁ……はぁ……はぁ……」
由紀の身体に圧し掛かった和夫は、荒い息を吐きながら汚いケツを激しく振る。
「いや……ダメ……ダメ……抜いて……」
言いながらも、由紀の息は弾んでいた。いつしか、恥毛を絡みつかせながら２人の腰は密着し、上下運動を繰り返していた。
（ヘヘヘッ、自分から腰を使い始めやがった。それに、この声。いい声だぜ。たまんね〜）
主が仕事でいない昼間、密かに性的欲求の対象としていた清楚な若妻の弱みを握って、犯す。しかも、その若妻がはっきりと女の反応を示すのだから、和夫のようなやもめ暮らしの中年男にとっては夢のようなひと時であった。