金色の双眸-21
「行くぞ!!」
アースの命令に一声鳴いたアビィは全速力で飛んで行った。
「は……んぁ……あぅうっ……ああっやっ!!……ああぁぁっ!!」
ドレスの裾を捲りあげられ、淫口を男に弄ばれ続けるキャラは、もう何度目かわからない絶頂を迎える。
「う……ぁ……」
ヒクヒクと痙攣する淫口から顔を上げた男は、濡れた口元を拭うとキャラの太ももに手を這わした。
「さて……ぼくも気持ちよくなろうかな?」
男は自分の分身を取り出し、淫口にあてがう。
「ざ……けん…な……」
首を横に振って躯を捻って抵抗する。
「なかなか堕ちないねえ……」
ちょっと感心しながら一気に挿入する。
「ああっ!いやぁっ!嫌っ嫌っ!あっんあっ……っ嫌っ!」
「キミの中……気持ちいいよ」
嫌がるキャラを犯す、という行為に興奮した男は激しく動く。
「嫌っ嫌っ!んくっあっあっんあっ!」
「中に……出してあげるね?」
「!!やっ!嫌っ!アース!アース!!」
男の恐ろしい言葉にキャラは声の限り絶叫する。
ガゴォォン
まさに今、達するというところで、いきなり天井が崩れ落ちた。
「なっ!?」
男は驚いてキャラから自身を引き抜く。
「……てっんめぇ……人の女に手ぇだしやがって……」
埃をあげる天井からアースはゆっくりと降りてくる。
「!魔導師?!なぜここがっ」
このアジトは巧妙にカモフラージュされており、簡単には見つからないはずだ。
「愛の力ってヤツだろ?」
実は自分にも良くわからないのだが、ここだという絶対の自信があった。
「チッ……ザギ!」
蛇の名を喚んだ男はキャラの首に腕をかけて退いた。
喚ばれた蛇……ザギは巨大化し、天井を突き破った。
何度かに分けてキャラの魔力を吸ったザギは、全長が5メートル以上ありそうだ。
崩れ落ちる瓦礫に舌打ちしたアースは風を操る。