Purple ecstasy-20
「ア、ア、アッッ・・・・もうきてる・・・きてしまうわ・・・ッッ」
「私もだ、ルー。もう、たまらない・・・・」
「きて・・・きて、ラグナ!!!」
「いこう、一緒に・・・!!」
ラグナの下腹部が一気に熱を帯び、まるで上に吸い上げられるような感覚が彼の脳髄に伝わってくる。
「アッ、アアアアッ!!」
それを合図に、
ラグナに股がるルールーが絶叫し、
背中を大きく反らして激しく痙攣する。
ルールーの中が今までになく収縮し
その刺激でルールーの中で動く肉棒が力強く締め上げられた瞬間、ブルブルッと大きな痙攣でラグナの腰が揺れ、
溜まりに溜まっていた熱い白濁液が勢いよく噴き出した。
―――ドクッ、ドクドクッッ・・・・ドクゥッ
上半身を大きく震わせながら、ルールーの上半身が脱力したままラグナの胸板に覆い被さってくる。
その汗ばんだ身体を抱き締めながら、
ラグナはルールーの耳元でささやいた
「・・・君は素晴らしいよ、ルー。こんな気分は久しぶり・・・いや、初めてかもな」
「フフ・・・貴方こそ良かったわ。凄く激しかったし・・・・」
「・・・この私が女に夢中になるなんてな、信じられない」
「じゃあ今夜が、初めてになるのね・・・」
クスクスと笑うルールーに苦笑しつつ、ラグナは鼻先に密着した彼女の黒髪に顔を押し付ける。
彼女の発する甘い香りと汗の臭いを吸い込みながら、ラグナは全身に気だるい脱力感を覚えていた。
亡き妻レインを含め、様々な女性と身体を重ねてきたラグナ。
鍛えられた肉体と活力と余裕を併せ持つが故に、
相手の女性が気絶しても
ラグナ自身は殆ど疲れを覚えることがなかった。
しかし今回ルールーと身体を重ねた時は、
彼女の肉体と魅惑に引き込まれ身体上のエネルギーを吸い出されてしまったような気分だった。
相手の女性が眠りにおちると同時に、自分も意識を手放しそうだ。
ああ、これも私にとっての“初めて"だな――――
ラグナの意識はここで途切れ、
彼は深い眠りの底に落ちていった―――――
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