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淫夢の舌ざわり
【近親相姦 官能小説】

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淫夢の舌ざわり-3

「じゃ…やらせてくれよ。」

「ダメよ…私たち、キョーダイじゃない。」

「姉弟だよ。」

「姉弟でえっちしちゃったら…ぁ…おかしいじゃない…
そんなの…獣と一緒よ…」

「エッチしてるじゃないか。」

「これは違うわよ。
オナニーじゃない…姉弟は助け合わなきゃ…ね?」

「わけ分かんないよ。」

私と朋也との間柄は幼い頃からこんな調子だった。

もちろん、体の違いをどうこうしてたというばかりではなく、私が一方的な主導権をとって弟はイヤな顔しながら従うのが嬉しいのだった。

私はそんな弟を利用して男に与えられる舌の感触をいつまでも忘れないように体に刻みつけようとしているのかも知れない。

ただ、弟が望むのならいつか本当に近親相姦してしまうかも知れない。

「姉ちゃん、もういいだろ?
代わろうよ。」

「ぁ…ダメ…もうちょっとでイキそうなのに…」

こんな事をいつまで続けてる事かは分からない。

背徳に対する躊躇いなんかではなく…
たぶん、それはきっと、男の味を身につけた弟の体に溺れて自分を見失う事もなく。

今まで通り弟に対する主導権が確信できるならばという、ちっぽけなしこりによって辛うじて食い止められているだけの事なのかも知れない。

その時、私は悦楽の絶頂に体を震わせながら、そう思っていたのだった。

ー完ー


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