Crimson in the Darkness -再会-T-2
「本部に行く。アイツは後でいい」
「そうか。なら、行こう。女教皇(エイシェル)がお待ちかねだ」
「ああ、……は!?」
オイオイ。なんかの悪い冗談か?
「アーク。お前の本部への移動を認めたのは女教皇だぞ。それを迎えるのも彼女の役目だ」
いやいや、冗談だろ。たかが一介のエクソシスト1人を最高権力者がわざわざ出迎えるって……。
「マジかよ……」
「彼女は教会に身を置く者全てに平等に接する。だから、エクソシストも司祭も何も関係ない」
ヒューイはそう言うとこの街にある教会へと歩き始めた。