〈美味なる者〉-17
(嫌あぁッ!!わ、私の……私の……酷い………)
短く刈られた陰毛。その恥丘の上をけたたましい音を発て、電気剃刀は紗季の股間を撫でていった。
二度、三度、同じ部分を撫でると、ジャリジャリと喧しい音は消え失せ、モーターの唸る音だけに変わる……その意味を、紗季は知っている。
『ほぉ〜、さすが新型。剃り残し無しだな』
『CMでも言ってるだろ?優しく深剃りってね』
「ん"う"ぅ"ぅ"!!!……う……うぅ………」
紗季の瞳から怒りの炎が薄れ、ボロボロと大粒の涙が零れた。
想像すらしえない秘部の剃毛という屈辱。
真っさらに変えられてしまった自分の股間はあまりにも変質的で、この変態達の“好み”に仕上げられた現実に、悔しさだけが込み上げていた。
『これで“らしく”なったな』
まじまじと、オヤジ達は紗季の幼器を眺め回し、カメラもじっくりとその記録に勤しんだ。
真ん丸に膨れ、ピッタリと閉じた割れ目の形は、正に桃の実のように見える。
その瑞瑞しい肉の塊は、子供とも大人ともつかぬ魅力に満ちている。
『可愛くなったけどさ、やっぱり臭いよね?』
『クンクン……あ、臭!こりゃダメだ』
今度は秘部までも貶め、気に入らないと蔑める。
完全に紗季は、オヤジ達の性欲の対象のみならず、品定めの如く吟味され、謗り(そしり)をうける対象になっていた。
『いくら臭くても、私は紗季ちゃんが……』
「あむぅ!?む"〜〜ッ!!」
一人のオヤジが紗季の幼器に接吻し、秘密の香り漂う割れ目へと舌を這わせた。
紗季は身体を捩らせて抵抗を試みるが、そもそも手首と膝は連結されているのだ。
渾身の力で足掻いても、僅かな腰の振りにしかならず、その程度の抵抗など無意味に等しい。
『ぜ、全然平気……あ、やっぱり無理だ』
『よし、私が舐めてやりますか!!』
嫌がるそぶりを見せながらも、オヤジ達は紗季の幼器にしゃぶりつき、少しアンモニア臭のする肉門を舐め、ピロピロとなびく肉花を舌先で愛でた。
何だかんだ言ったところで、紗季を姦す目的から外れる事は無いし、性欲を満たせる相手は紗季しかいないのだ。
『んふふ……何で泣いてるの?その涙を拭いてあげるよ』
「もがあぁッ!!!」
オヤジは紗季の頭部を抱えると、露出した自らの男性器を紗季の顔へとゴシゴシと擦り付け、頬をつたう涙を陰毛で拭き取りにかかった。
紗季は悲鳴をあげて顔を背けようとするが、両手で髪を掴まれている為に、力任せなオヤジの思うがままに顔の向きは変えられていた。