ペナルティ・ゲーム2-9
「くっハッ…ぁうっ!そんなっ…!」
「フフフ…嫌ならしばらくこの状態が続くだけよ…?」
「も…ムリッ…!ぐぅぅっ!」
「さぁ、言いなさい…。」
康太は、その言葉を吐いてしまったら今後一切恵理に逆らえないような気がした。しかし、今の康太に選択の余地など残されてはいない。極限まで抑えられた欲求を吐き出してしまわなければ、本当に頭がどうにかなってしまいそうだった。
「ふうぁっ!もぅ、ダメェ…言う!言うよっ!ぼ…僕はっ…縛られて、ハァゥッ…!目隠しされたまま…くぅっ!お、おち○ちんを擦られてっ!感じちゃうぅっ…!…ぅぅっ…へ、ヘン…変態です…ぅぅ。精液を…撒き散らすところを…見てくださいぃっ…!ハアァンッ!」
恵理は康太が泣きながらそう叫ぶ姿を見て、背筋がゾクリとする程の満足感に浸っていた。
「フフフ…アハハ!お利口さん!じゃあ、その変態さんのご希望通り、じっくり見てあげるわ!あはは!」
「うああっ!は、早くっ!早くぅっ…!」
もはや康太の耳には恵理の言葉は届いていない。激しく体を震わせ泣き叫ぶだけだ。
恵理はゆっくりとリボンの結び目を緩めていった。
「さぁ、どうぞ!思いっきり出しちゃって!ウフフッ!」
恵理は依然愛撫を続けながら、一気に戒めを解いた。
「…!…!フ、ふぁあぁっ!で、出るっ!出る!んああぁっ!くああぁっ!」
その瞬間、まさに堰を切ったように、大量の精液が宙を舞った。康太のぺ○スがビクン!ビクン!と大きく跳ねる度に白い液体が噴き上がった。
「…わっ…キャァッ!ヤダ…すごぉぉいっ!」
「…ハアアァァァッ!…もう、擦っちゃダ、メ…!ふあぁっ…!ああぁっ!」
「すごぉい!まだ出てるぅ!」
康太は試験勉強の為に自慰を抑えていた事もあり、かなりの量を放出した。ひとしきり、射精を終えた時、文字通りまき散らされた精液は、ベッドのあちらこちらを汚し、康太の体にも数カ所付着した。そしてその濃厚な液体は、そばで見ていた恵理の頬の辺りにも、着いてしまった。
「…ハアッ、ハァッ、ハァッ…!」
康太は呼吸を荒くしたまま、ベッドに横倒しに倒れ込んだ。
「やぁん…!康太君の精液、顔についちゃったぁ…!」
「ハッ、ご、ごめんなさい…。ハアッ…。」
「んっ…。まぁいいわ…。フフ…。」
恵理はニヤニヤしながら、自分の顔を汚した液体を、人差し指で掬い取ると、自らの口の中へと運び、チュパチュパと舐めとった。そして唾液と共に、ゴクリと飲み込んでしまった。
「ンフ…。おいし…。」
目隠しをされている康太には、その光景を見ることができなかったが、恵理がそうしたであろう事は、音と声とでなんとなく想像できた。
しかし、アイマスクの向こう側には、更なるサプライズが待ち受けている事を、康太はまだ知らない…。