ペナルティ・ゲーム2-4
数日後。
康太の部屋には満面の笑みを浮かべた恵理と、暗い陰を背負った康太の姿があった。
「ん、むふふふ…。こ、う、た、く〜ん!」
「な、何でしょーか…?」
「今回のテスト、すごいじゃな〜い!?」
「あ、はぁ。ありがとうございます…。」
「もっと嬉しそうにしなさいよ〜!今までの最高得点でしょ〜!?」
「は…ははは…。そうだね…。」
「康太君が頑張ってくれたおかげで、私の時給も無事上がったし、感謝してるわよ〜。」
「ぁうん…。よかったね…はは…。」
「これは、康太君にご褒美あげなくちゃね!」
「え!?本当!?じゃあ今日は罰ゲームじゃなくて!?」
「チッチッチッ!そんなに世の中甘く無いわよ!今日もたくさん遊んであげるわよ!フフフッ。」
恵理は爽やかな笑顔の中にも妖しげな雰囲気の漂った表情を見せた。
「…だけどぉ…。」
「…だけど…?」
「康太君、頑張ってくれたから、本当にご褒美は用意してるのよ。」
「…先生っ…!ありがとう!…何だか分かんないけど楽しみだなぁ…。」
(いよいよ先生と…エッチできるのかな…!?)
「フフフ…。やる気出てきたぁ?楽しみにしててね…。じゃあ早速…始めよっか…?」
「…は、はい…。」
ドキドキ…
康太の鼓動が徐々に速さを増してきた。恐らく、恥ずかしい目に遭わされると分かっているのに、康太の興奮は高まるばかり。まるで、罰ゲームを望んでいたかのようだ。
そんな康太を見つめながら、恵理が指示を出していく。
「それじゃ、まずは…着ている物を全部脱いでもらおうかな?」
あの目だ。恵理の瞳に見つめられ、康太はまるで自分が操り人形にでもなってしまったような感覚を覚えた。
「…はい…。」
康太はためらいなく、シャツのボタンを外し始め、手際よく服を脱いでいく。
「…あらぁ!今日はずいぶん素直じゃない…?そんなにイジメられたかったのぉ?」
「ち、違うよ…!ただ、勝負に負けたから…。」
「ふ〜ん…。そう。でも、そのパンツの下のモノは何でそんなになってるのかしら?」
すでにボクサーパンツを残すのみとなっていた康太。その康太の股間はパンツの上からでも分かるほど大きく盛り上がっていた。とっさに両手で股間を覆い、顔を赤くした。
「こ、これは…。」
恵理は立ち上がり、その康太の耳元で囁いた。
「…ヘ・ン・タ・イ・さん…。」
「…ぅぅ…。」
顔を真っ赤にしたまま俯いてしまった。恵理は康太の後ろから手を伸ばし、前を覆っている康太の両手首を掴んだ。恵理に触れられた康太は、思わずビクリとしてしまう。恵理は掴んだ両手をそっと上下させながら、また囁いた。