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みどり
【姉弟相姦 官能小説】

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EP.6「おめでと。ホントに、おめでとう」-1

「どういう風の吹き回しだよ、帰るなんて」
「ホームシック。正月も帰ってこいってうるさくてさ」
「いいなぁ、お前の家族は優しくて。妹の奴、帰ってくるなってうるさいんだよ」

そうか、それは薄情な妹を持ったな、園田よ。

「このままこっちで進学なり就職してくれればいいのに、って親に言ったらしい。何がいけねえんだろうな、俺は妹に嫌われる事なんか何もしてないのによー」

珍しく溜め息をつく園田。
こいつの事だから自分がそのつもりだけで、妹は結構色々とやられてきたかもしれないが・・・
それでも、家族から疎ましく思われたら悲しいよな。

俺は姉ちゃんをそんな風に思った事は無い。喧嘩した直後は顔も見たくないって恨んだりしたけど・・・
もし姉ちゃんにそんな風に思われてたら嫌だな。
ここんとこ電話してなかったし、俺を良く思ってないかもしれない。

「なあ、岡山。お前は姉ちゃんと仲良いんだよな。秘訣ってあるのか?」
「いやあ、無いよ。俺だって色々振り回されてきたんだ。あんまり好きっていう程じゃ・・・無いぜ」
「俺も振り回されたぜ。あれ買えこれ買え、友達来たら部屋から出るな、もう勘弁して欲しいよ」

買わされた事は無いな。
あと、友達が来たら姉ちゃんも一緒に俺をオモチャにしてたから、辛かった。
それを差し引けば仲良しだと思う。

「はあー憂鬱だ。卒業しても寮に残れねえかなー」
「寮母さんの手伝いでもすんのか。そりゃ無理だよ」
「分かってんだよそんなの。はあ、妹よ・・・少しは兄貴と仲良くしてくれ」

せっかくの冬休みなのに帰るのは高梨さんに悪いと思った。
しかし、園田にも悪い気がしてきたな。余所の家庭の事情だから、こっちがあまり考えたりしても仕方ないんだけど。
・・・姉ちゃんに会いたいから帰る、と言っても今の園田は冗談で返してくれそうに無い。

「まあ、のんびりしてこいよ。こっちはこっちで、まったりと正月を過ごすからさ」
「ああ。でもすぐ戻るから待っててくれ」

高梨さんの事をつっこまれるかと思ったが、妹の話しかしてこなかった。
今日の園田は自分で言った通り憂鬱らしいな。
また帰ってきた時にはいつもの調子に戻ってるといいな。
・・・その心配なんていらないか。


帰る日の前日、高梨さんに電話をかけた。


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