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fantasy ability
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reality ability‐第13話‐皇希の【真】の力と“刻印詠唱”‐-7

「ぐふっ!!?‥‥何で??」

織音には解らなかった。すると、ナイトメア・アビスが答える。

「‥知らなかったのか?‥‥愛の刻印は最強であり、最弱でもある。」

ナイトメア・アビスから刻印の事が出るとは、意外かもしれない。

「それにオレも愛の刻印を持っているんだよ。‥‥だから、お互いに無効果されてなくなる。」

その言葉は織音を驚かせるには充分だ。‥‥同刻印者同士では意味がなかった。これを知らなかった織音には太刀打ち出来なかった。
しかし、織音は諦めなかった。再度、立ち上がり構える。ナイトメア・アビスは仕方ない感じで織音を相手になろうとするが‥‥‥。

「どうして!?」
「‥‥っ!?」

織音はナイトメア・アビスの後ろを見て驚き、ナイトメア・アビスは後ろからの“力”に驚き振り返った。
‥‥‥皇希が無傷で立っていた。‥それだけではなかった。周囲の壊れた壁の破片が自然と粉々になっていく。
皇希の周囲が歪んでいく。‥‥それと同時に、色が付き始める。虹みたいに綺麗に輝いていた。

「‥‥これで終わらせてやるよ。‥‥森羅万象よ。自然の流れよ。‥‥全てを創造し、破壊を示せ!‥‥‥何だ?織音?」

詠唱中の皇希の前にボロボロの織音が立つ。織音は苦しい表情だったが、声には影響を出す事は無かった。それは決意かもしれない。

「ダメよ!“それ”は生命力を糧に力にするんでしょ?‥‥使わせないわ。」

そう言った織音は皇希の前で倒れそうになったが、皇希が支える。

「‥‥‥」

皇希は織音を壁へと運び、再びナイトメア・アビスと対峙する。そして、言い放つ。

「‥‥織音にああ言われた以上、さっきの“力”は使わない。‥‥だが、本気なのは変わらない。」

ナイトメア・アビスの身体は限界だった。先程の皇希と織音の行動を自身の回復へと当てていた。が、回復は間に合っていなかった。

「‥‥はぁ、はぁ。‥‥‥嬉しいじゃないか、来いよ。‥‥こっちも手加減は無しだ!‥‥お前も手出しするなよ!?」

明らかにダメージがあるナイトメア・アビスだが、何処か自信があった。‥‥それは何故だろう?
それに背後にいる“謎の存在”にも力強く言った。“謎の存在”は何も答えないが、しないだろう。





遂に最終局面!!勝敗は‥‥。そして、未来は‥‥。皇希は‥‥。織音は‥‥。ナイトメア・アビスは‥‥。
“全て”が決定する時、世界は‥‥‥。異世界の重要人物たちが気にしているこの戦い、結果次第で変わるようだ。
“全て”が交わる時はあるんだろうか?“全て”が明かされる事はあるんだろうか?‥‥この“真実”が終わる。
‥‥‥織音が言った皇希が求めている“自由”。皇希は手に入れる事が出来るのか?その時は来るのか!?それにそれは‥‥‥。
次回、決着!!!第三世界の運命が決まる!“真実の事件”に終焉の鐘が鳴り響く!そして、新たなる“宿命”が生まれる!?





続く!!!


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