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みどり
【姉弟相姦 官能小説】

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EP.5「な、なんですと?!」-5

今、何してんだろ。
最近電話出来てないけど、元気かな。
こないだは妙に不機嫌そうだったので、あれ以来何となく電話する気になれない。

友達と話してる時に邪魔しただけじゃああはならないよな、多分。
という事はつまり、うちの愚弟にもようやく好意を寄せる物好きな女が出来たという事だ。
これは単に姉としての勘だからそうだと決まった訳じゃない。
でも、その疑惑がコミュニケーションを取ろうとする気持ちを抑えているのは確かだ。

こうやってうじうじしてるより、さっさと解決してしまえばいいのに。
しかし、そうした時の信之介の反応を想像すると、それが出来なかった。

私と会話するのを、面と向かって拒否されたくない。
ずっと一緒にいた弟から拒絶されてしまう、そんな現実と向き合いたくない。
離れて暮らしてるから、そうなっちゃったら辛い・・・ろくに話せなくなるなんて嫌だ。

「・・・何、考えてんだよ」

やばい方向に向かい始めた思考を掻き消そうと、自分の頭を叩いた。
いやいや、有り得ないでしょ。相手は弟だよ。
どこにでもいる普通の男、全然格好良くなくて普通が服を着てるだけの、つまんない弟。
姉弟喧嘩なんて数えきれないくらいやったじゃない、今更嫌われるなんて別に・・・・・

そして、鈍感な馬鹿。

夏休みに無理して女らしい格好してやったってのに、全然気付きもしなかった。
似合ってねーなんて抜かしたら回し蹴りをかましてやろうとしてたが無視。
なんか赤くなってたからちょっと期待してたんだけど、何も言わなくて結局いつも通りに接してしまった。
腹いせに炎天下の中アイスを買いに連行させたけど、やっぱり何も言わなかった。
私がアイス食べてるのを見入ってたけど、絶対変な想像でもしてたに決まってる。

あいつの頭にはエロしかないのか?

普通の顔してやがるくせにむっつりとか、勘弁してよ。
お姉ちゃんの事を歪んだ目で見てそうだな。でも、心配はしてない。
まず向こうから襲うなんてのは有り得ない。
いざとなったら上級生の男を何人も沈めた右足もある。

でも、もしやられたら、その時は私の中で弟じゃなくなるだろう−


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