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みどり
【姉弟相姦 官能小説】

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EP.5「な、なんですと?!」-3

電話が少なくなったからだろうか。
毎週日曜日になると決まってかかってきて、必ず俺に悪口をぶちまけてきてた。
しかもその内容の半分近くはちゃんとオナニーしてるかだとか、下らない話ばかりだった。
わざわざ電波に乗せて弟に言うことかよ、くだらな過ぎる。
しまいにはエロ本送ってやるだの何だのと言い出して、うんざりして切るとすぐにまたかかってきた。

姉ちゃんは少し高梨さんの性格を分けてもらった方がいいだろうな。
本当に、姉ちゃんのああいう性格は、いつになったら治ってくれるんだろう。

きっと今頃はとっくに帰ってベッドに寝転がってるに違いない。
どうせ友達と電話で、隣まで聞こえるくらい大きな声で、くだらない話でもして、げらげら笑っているんだろうな。

・・・何で俺は、そんな姉ちゃんを性欲の捌け口にしちゃったんだろう。
もう彼女がいるんだし忘れた方がいいのは分かってるんだけど、思考回路ってのは器用な造りじゃないらしい。

「どうした、そんな難しい顔して」
「ん、いや、ちょっと考え事だよ。姉ちゃんの事」
「お前の姉ちゃん、凄いらしいな。食事中だろうが平気で屁こくんだって?」
「そんな事言ったか?」
「ちょっと前に聞いて驚いた。屁する女ってイメージ出来ないから」
「母ちゃんとかしないのかよ」
「しないな。こう見えて、うちはそれなりに品が良いんですよ」
「他人の下半身の詮索をする野郎がか、ふぅーん」
「思いやりと言ってほしいね。岡山くん」

日没もすっかり早くなって、荒谷の皮肉っぽい笑顔が濃い橙色に塗り潰されていた。


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