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みどり
【姉弟相姦 官能小説】

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EP.5「な、なんですと?!」-2

「それで、やったのか」
「はあ?」

何を言ってるのかは分かったが、答えるのが面倒だ。
それに、そういうのはお互いの事だから・・・

「その表情は俺の意思が伝わっている顔だ。もう終わったのかよ?」
「・・・・・」

ならば、答えなくても顔を見れば分かるな。
俺は無表情で少し眉を下げながら荒谷に示した。

「うまくいかなかったんだな、なるほど」

しかしうまく伝わらなかった様だ。いくら友達といえど、ちゃんと会話しないと分からないか。
まだしようとすらしてない。自分ではそういう仲では無いと思っている。

「まだやってねえよ」
「うんうん、あるよなそういう時も。初めての時はうまく起動しないっていうからな、人によっては」

こいつは、アホか。
やってないって言ってるのに何で1人で話を進めてるんだ。

「お前から告白したわりには押しが弱いな」
「べ、別にそっちは男が言わなくたっていいだろ」
「えー、高梨の方から言わせんの。岡山くん、しようって?情けないな、そこは男からいかないとさ」

実は告白して、付き合う様になってからは大体彼女の方がリードしている。
どこで遊ぶのか決めるのは高梨さんで、俺はそれについていくだけだ。
俺はあまりこっちは詳しくなくて、彼女の地元だという環境のせいかもしれない。
なので、あまり自分からどこに出かけようと言いだす事は多くなかった。

ガキの頃からよく姉ちゃんに振り回されてきたせいだろうか。
公園に行きたくても無理矢理土手に駆り出されて、キャッチボールをさせられたり、
夏休みに家族でプールに行き、流れるプールで泳ぎたかったのに飛び込み台に上がらされて投げ落とされたり、ろくな思い出が無い。
そんな幼少の頃を過ごしたせいで、自主的な男では無くなったに違いない。
姉ちゃんの事を忘れる為とはいえよく自分から告白できた、と今でも思う。


・・・だけど、考えなくなるってのは難しいのかもしれない。
未だに姉ちゃんを想いオナニーしてしまった時の事を思い出してしまう。
気にすればする程忘れられなくて、目を背ければ背けようとする程、頭の中に根付いたその記憶が重さを増していく気がした。

「でもお前も高梨も休み時間中とかあんまり喋ってねえな」
「そうか?まあ、邪魔するからな。主に園田や荒谷が」
「してないよ。気になるから詮索してるだけだ」
「それが邪魔なんだよ!」

今の俺は高梨さんの事を考えなくちゃいけない。
姉ちゃんは、あくまで家族、姉弟。

でも、最近ちょっと考えてしまう事がある。

(姉ちゃんは俺をどう思ってるんだろう?)


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