三日目-2
「―見ててね、こうやってこすると…」
わずかに開いたドアの隙間からユウタの声が聞こえる。
あいつ、何やってんだ―?
中を覗くと、ズボンを脱いだユウタが膝立ちになって、ミキちゃんに下半身を見せ付けるようにして、モノをしごいていた。
「―あっ、なんか、形が変わってきた!」
ミキちゃんは、しごかれて血が集まっていくチンポに釘付けになっている。
「僕ね、ここからセーシ出せるんだよっ」
「セーシ?」
「うん、白くて、とろとろのヤツ!」
「うそー!すごーい!」
あろうことか、ユウタはミキちゃんの目の前で射精して見せるつもりのようだ。やばいんじゃないか、と思いつつも、俺はドアの前に腰を下ろし、そこで繰り広げられる光景を観察することにする。
「こうやってごしごしすると…もっと大きくなるでしょ?」
「痛くないの?」
「ううん、気持ちいいんだよ…んっ…」
ユウタは顔を真っ赤にして、必死に自分の勃起に快感を送り続ける。
「うっ…ミキちゃんも、ごしごししてみたい?」
「うんっ!」
ミキちゃんが何の疑いも無く、ペニスに手を伸ばす。
「あぁっ、ミキちゃん、上手だよ…」
「かたいねぇ!いつ白いの出るの?」
「はぁっ、もうすこし…もっと早くごしごししてみて…」
ユウタは無意識のうちにミキちゃんの小さな肩に手をついている。
そのミキちゃんも、真剣な表情で小さな手の動きを早める。
「んんっ、っふあ…あぁんっ!!」
「ユウくんの声、変なのぉ!!」
「っくぅ…勝手に、出ちゃうんだもん…ひあぁ」
「ユウくん?ここ、ぴくぴくしてきたぁ!」
「あっ、ミキちゃん、そのままっ…あ…あぁ、で、出るっ、出ちゃうぅっ!!!!」
どぴゅぅっ、ぴゅっ…
「きゃあっ!!いっぱい、何か出たぁっ!!」
ユウタの精液は、ミキちゃんの手を通り越して、勢いよくキャミソールにかかった。
ヤバい、精子は衣服について乾くとなかなか落ちない。
ぎぃ…
「…あっ、カズにぃだぁ。」
ユウタが蕩けるような目で俺を見つめる。まだ射精の余韻に浸っているのだろう。
氷のすかり溶けたオレンジジュースを、二人の側に置く。