初日-4
「痛くないか?」
「…うん、大丈夫みたい。」
左手をユウタの手の上に添えながら、右手でぬるぬるとカリ部分を洗っていく。ちょうど、ペットボトルのキャップを回すような具合に。その様子をユウタは、じっと見つめている。
くびれをゆっくりなぞっていくうちに、だんだんとユウタのモノに血液が集まってくるのがわかる。ユウタの手をどかして、少し大きくなったモノを見せる。半勃ちの状態だったが、ユウタはビックリして目を丸くした。
「うわ…形が変わってるー!」
「だろ?こうやって上下にこすると、もっと大きくなるんだぜ?」
くぷ、くぷ、と泡がつぶれる音を立てながら、皮を上下させる。
「ぅあぁ!カズにぃ、なんか、くすぐったいよぉ…」
「それが普通だって。ほら、見てみ?」
「本当だぁ、すごーい!上向いてる!」
ユウタの小さかったチンポは堅くなり、腹に届きそうなほど勃起していた。サイズはやっぱり小さいが、大人顔負けの、カリがデカい立派なペニスだ。みずみずしいピンク色のソレは、思わずパクリとほお張りたくなるほどであった。
「さて、ここからどうやったら白いの出ると思う?」
「ん〜、わかんないや!…でも、さっきみたいにくすぐったいの、またして欲しい!」
ユウタは、それがどんな行為であるかを知らず、無邪気にねだってきた。
「そうか。それが正解なんだけどな。じゃあ、また手ぇ動かすぞ。」
石鹸のすべりに力を借りて、手を再び上下させる。
「…んんっ、…あぁ、やっぱり、ち○ち○、ムズムズするぅっ!」
ユウタは頬を赤らめるのと同時にカラダ全体の白かった肌もピンクに染めていき、だんだんと息を荒げていく。しごけばしごくほど、堅さを増していく。自分のチンポを弄られている様子から、目をそらせないでいるようだ。
気付けば風呂場は蒸気でいっぱいになっていた。ぼんやりと霞む視界の中に、初めての快感に目を潤ませて感じているユウタが幻想的に浮かびあがる。
「はうぅっ、カズにぃっ、僕、また…おしっこ出そう…だよっ、あぁっ」
射精が近づいているらしい。俺は指の輪っかを小さくして、先ほどよりも、強く、早く滑らせていく。
「そろそろ出るぞ、見とけよ。」
「―ひぁっ、ァ…カズにっ、おしっこ出るっ、んっぅ…ぁぁあ、出るぅううう!」
ぴくぅっん。
っびゅる!びゅるるるっ!!…
ユウタは細い腰を前後に震わせ、浴槽の壁に向かって射精した。
細い道を、尿よりも粘り気のあるモノが摩擦する感覚に震えて、ユウタは目をつぶってしまっていた。
「…はぁ、はぁっ、んんっ、はぁ、…ふぅ。…あ、白いの、たくさん出たぁ。すっごーい!」
肩を上下させたまま、ユウタは感動したように大きく笑った。
「これで、一歩大人に近づいたな。」
「うん、やったね!」
ユウタはVサインをしてみせる。
「ほら、もう疲れただろ、先に上がれ。」
「はーい!」
浴槽の中で、俺は痛いほど勃起していた。ユウタに初めての精通を催させる行為と、それによって喘ぐ姿…可愛らしい姿には似合わぬペニスが、酷く俺を興奮させた。
浴槽の壁から、まだ暖かいユウタの精液を掬い取り、己の煮えたぎった欲望に塗りたくる。
ユウタが感じている姿、声を思い出しながら俺は激しい自慰に耽った。
これから一週間、どんなことをしてアイツを悦ばせよう…