いよいよ来ましたお泊まりデート?-3
「おい!もっと威勢よく食えねーのか!?」
ついつい、その食い方に突っ込んじまうアタシ。
「こっ…こうですか?」
ズルズルズルと音を立ててゴーカイにソバをすすって見せるカリ太ちんぽ。
やりゃ出来るじゃねーか。
「お嬢ちゃん、彼氏をあんまりイジメちゃかわいそうだよ…それとも仲が良すぎるのかい?」
立ち食いソバ屋のおばちゃんがニヤニヤとツッコミを入れてきやがった。
「そんなぁ!彼氏だなんてぇ!?」
アタシは年相応の照れ笑いを見せてカリ太ちんぽの貧相な背中をパシパシしてやる。
男ってやつはこのパシパシが好きなんだろ?
カリ太ちんぽのヤツもスッゲー痛そうにしてるけど、何となくうれしそーだぞ。
うれしそーといたそーの度合いが逆?
まぁーこまけー事は言うな。
とにかくよ。
カリ太ちんぽが嬉しそうなのも、仲良く見えてそーなのも間違いねーから昼めしも奢らしてやるか。
アタシっていーヤツだからな。
そんな事を考えながらソバをかっ込んでご機嫌で学校へゴーだぜ。
今日の夜は予習も復習も出来そうにねーから。
授業中のアタシはシャカリになって勉強しまくり。
元来、こんな感じだったし。
クラスの連中は特別違和感はねーみてーだ。
カリ太ちんぽのヤツだけはソワソワ、オドオドとアタシの事をチラ見してやがる。
ほんとスケベなヤツだ。
夜だよ!夜!夜まで待ってろよ!
ってな具合でアタシは勉強に集中し続けたとさ。
チャイムが卑猥な音で鳴って今日の授業は終了。
「ふぃぃぃぃぃぃ!」
席から立ち上がって思いっきり伸びをするアタシ。
「あ…あの…あの…」
カリ太ちんぽのヤツは何か話しかけてーのか?
ん?さてはアタシの魅惑の貧乳に見とれてやがんだな!
やらしーヤローだな。
「おらっ!アタシの事をエッチな目で見てねーで!けーるぞ!」
机に乗っけてたスクールバックをポィっとカリ太ちんぽに渡すアタシ。
「は…はいっ」
恭しく受けとるカリ太ちんぽ。
こんな感じでアタシら今日も。
アタシらを縛り付ける校則の鎖を断ちきって、自由への逃避行の開始だぜ。
なんちゃってなぁ。
初の男部屋に入ってテンションの上がるアタシ。
「なんだこれ?」
赤いロボットのプラモデルを弄り回すアタシ。
「だ…ダメだよ!それは!」
大事なモンらしく必死に赤いロボットを庇うカリ太ちんぽ。
「なんだ?このポスターは?」
ってプリ〇ュアじゃねーか。
これのアクションシーンはアタシも大好きだったけど。
けど…ポスターなんか貼るのか?
「いーじゃないですか?」
カリ太ちんぽは真っ赤になっていやがる。
「てかよー!オメー、エロ本とかねーのかよ!」
そー言いつつ本棚を漁るアタシ。
「あっ!ありませんよ!」
確かにある本といったら『ああ無情』とか『老人と海』とかカテーのばっかだ。